旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

歌仙三回目 「ちちろ虫」

2022-09-28 16:47:48 | 連句でコミュ力 UP
発句 草鞋紐むすぶ子規の手ちちろ虫   敦煌子   三秋
脇句  残月の浜さざ波白く  段々耕作  月 三秋
 三 木の実落つ浄机に筆を休ませて   ドスン美穂  晩秋
 四  山越えて来る移動スーパー    Jo後鳥羽さん 雑
 五 ほつかほかの焼芋犬と半分こ    Miido翠  三冬
 六  粉雪の朝まずスクワット      8マンKen  晩冬

裏十二句
 一 雑踏に肩叩かれて振り返り あらた二三子 雑
 二  事の起こりはこの橋の上 神々千里(チリ)
 三 あの人の声もしぐさも懐かしく 今治田織
 四  恋慕断ち切る黄泉平坂  敦煌
 五 飛び入りで踊る阿呆に見る阿呆 段々
 六  国家の時計の針は大揺れ ドスン
 七 月凍つる何にも知らぬ塀の内 Jo
 八  地獄耳とて痒き霜焼 miido   
 九 円安の結果なぜに物価高 八マン
 十  話が尽きぬ井戸端会議 Arata
十一 偲びつつ宿りを捜す花の里 チリ
折端 酔うてへべれけ朧の夜 田織

名残の表
一 春眠のウェアラブルは誤作動に  ドスン
二  千里眼でも見えない未来  段々
三 虎ファンの祈る連勝とんぼりで チリ
四  粋な着流し大島紬 Arata
五 美人画の団扇ぱたぱた好々爺  88マン
六  網戸越しなる愛の交歓  敦煌
七 忍び逢ふ二人は熱き吐息して 田織
八  遅まきながら韓流はまり  Jo
九 怪しげな宗教に夢奪はるる Miido
10  今日の風呂敷持たず盗人 ドスン    
11 駅ビルの窓に弦月果ての街 段々耕作
12  査定の家に葛のうら風 チリ

名残の裏
一 夜なべしてゼッケン前後つける母 Arata
二  無くてて七癖ゆびをぽきぽき 8マン
三 カナリアがひがな真似するアルペジオ 敦煌
四  春の曙街を染めゆく 田織
五 養花天どこかに潜むぬらりひょん
六  エンジン掛ける若き耕人

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発句 草鞋紐むすぶ子規の手ちちろ虫   敦煌子
脇句  残月の浜さざ波白く  段々耕作  月 三秋
//旅立とうとしている子規の心情を思いながら浮かんでくる景色
三 木の実落つ浄机に筆を休ませて ドスン美穂 晩秋
//屋内に入り 自の句と 気をつけて後はむにゃむにゃ!
四  山越えて来る移動スーパー    Jo後鳥羽 雑
//打越の海辺から景を変え、静寂の佇まいからやかましいスピーカへ・・・
五 ほつかほかの焼芋犬と半分こ Miido翠
//ある風景かと・・       
六 粉雪の朝まずスクワット  8マンKen 晩冬
//芋も食ったし腹ごなしの一走り

ウ1 雑踏に肩叩かれて振り返り  あらた二三子
//ほっこりとした風景から慌ただしい都会へ
二  事の起こりはこの橋の上  神々千里(チリ)
//橋は出会いと別れの場、恋のお誘いで
三 あの人の声もしぐさも懐かしく 今治田織(いまばりたおる)
//思いを寄せていた人のことを懐かしく思い出している
四  恋慕断ち切る黄泉平坂 
//逝った人は追ってはダメ!偲ぶだけにしなくては…ね。
五 飛び入りで踊る阿呆に見る阿呆
//たまには阿呆になって飛び出して見るのも、
六  国家の時計の針は大揺れ  ドスン
//いわんや 庶民の暮しは沈下するばかり・・・
七 月凍つる何にも知らぬ塀の内 Jo
//オリンピック汚職で次々と上がっています。一方でぬくぬくとしている者が居る。
八  地獄耳とて痒き霜焼 miido   
//地獄耳でならした自慢の耳がいまや霜焼けで痒い  罰ですねえ   
九 円安の結果なぜに物価高
//経済のことはよくわらんのですよ
十  話が尽きぬ井戸端会議 Arata
//様々問題が多く主婦の話は尽きません
11 偲びつつ宿りを捜す花の里 チリ
//喧騒を離れて昔訪れたところを一人旅
12  酔うてへべれけ朧の夜 タオル
//真面目な人ほど酔わにゃあ、やっとれんのです

名残の表
一 春眠のウェアラブルは誤作動に  ドスン
//主(あるじ)に似て不精者の腕時計
二  千里眼でも見えない未来  段々
//未来ではなく、今が見えない私たちです
三 虎ファンの祈る連勝とんぼりで チリ
//負け慣れてる古くからのファンには一寸先は闇よ
四  粋な着流し大島紬 Arata
//律儀とは縁遠いボンボン。大阪代表の世之介。
五 美人画の団扇ぱたぱた好々爺  88マン
// 愛用の団扇美人が爺のお気に入り
六  網戸越しなる愛の交歓  敦煌
//ちょっとだけよ、
七 忍び逢ふ二人は熱き吐息して 田織
//コロナの熱じゃありません
八  遅まきながら韓流はまり  Jo
//世間の人が見向きもしなくなった頃に、韓流ドラマにハマってしまって
九 怪しげな宗教に夢奪はるる Miido
//統一教会の二世は気の毒ですね  これも韓流繋がり・・・
10  今日の風呂敷持たず盗人 ドスン    
//唐草模様の荷担いだドロボーさんはどこかユーモラス
11 駅ビルの窓に弦月果ての街 段々耕作
//流れ流れて最果ての街に
12  査定の家に葛のうら風 チリ葛のうら風 チリ
//自己責任の社会なれど裏も表もある世界、ひょっとして良い巡り合わせが。

名残裏
一 夜なべしてゼッケン前後つける母 Arata
//もうすぐ体育の日、前後にゼッケンを~昼間は勤めで忙しい。
二  無くてて七癖ゆびをぽきぽき 8マン
//ほとんど墨のないことですが
三 カナリアがひがな真似するアルペジオ 敦煌
//ご主人のピアノ練習を覚えてなんとうるさいこと
四  春の曙街を染めゆく 田織
//パステルカラーのイメージです。
五 養花天どこかに潜むぬらりひょん Jo
六  エンジン掛ける若き耕人 Miido








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