高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その40)

2013年06月20日 | 老後と住まい
前回の回答。誤り。療養病床は、病状が落ち着いているものの長期にわたり専門的な治療が必要な患者を対象としています。在宅復帰を目指す要介護者が入所するのは老健です。
ところで、介護保険3施設、特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、介護療養型医療施設のうち施設数が一番多いのはどれかご存知ですか。特養です。
2009年の調べで、施設数と定員は、特養が5876施設で定員約41万人、老健が3463施設で定員約32万人、介護療養型医療施設(介護療養病床)が1980施設で定員約9万人です。特養の待機人員は42万人、老健には順番待ちの人が入所しているとも言われています。
でも、強調しておきたいのは、このシリーズの38で書いたように、高齢単身者の住まいだけを見ても268万所帯あり、多くの高齢者は自分の住まいで生活しています。
ここで昨年の問題です。「「新型特養」では、入居者から利用費に加えて、ホテルコストに関して別途徴収できるようになり、実質的な居住空間化が進展する大きな契機となり、新設の施設については今後ますます居住空間化が加速すると考えられる。」正しいか誤りか?回答は次回。
なお、「ホテルコスト」とは食費や居住費のことです。
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第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その39)

2013年06月19日 | 老後と住まい
前回の回答。誤り。「サービス付き高齢者向け住宅」は高齢者円滑入居賃貸住宅、高齢者専用賃貸住宅、高齢者向け優良賃貸住宅を一括したものです。
ところで、40歳から介護保険の保険料を納付していますが、給付の対象の一つである施設サービスの介護保険3施設をご存知ですか。特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、介護療養型医療施設です。ではその違いはどうでしょうか。特養は「福祉系」、老健と介護療養型医療施設は「医療系」といっても分かりにくいですね。老健は老人福祉法、老健は介護保険法、介護療養型医療施設は医療法で規定されるといってもわかりにくいですね。老健は、常に介護が必要で、自宅での生活が困難な高齢者の方々に対して、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行う施設です。老健は、病状安定期にあり、入院治療の必要ないがリハビリテーションや介護・看護などの医療ケアが必要とする要介護高齢者に対して、自宅への復帰を促すことを目的として、医療ケアと生活サービスを提供する施設です。介護療養型医療施設は、急性期の治療が終わり、病状が安定期にある要介護高齢者のための長期療養施設です。それでもわかりにくいですね。
ここで昨年の問題です。「療養病床(介護療養型医療施設)は急性期の治療が終わった後、在宅復帰を目指す要介護者が入院し、看護、医療的管理下での介護、機能訓練、日常生活上の世話を受ける施設で、病院・診療所が併設している。」正しいか誤りか?回答は次回。
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第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その38)

2013年06月18日 | 老後と住まい
前回の回答。正しい。
ところで高齢者むけの住宅と施設の違いをご存知ですか。たとえば2011年に創設された「サービス付きい高齢者向け住宅」は住宅ですが、有料老人ホームは施設に分類されます。これらの違いが分かりにくい場合もあります。ざっくりいえば、生活支援・介護等のサービスが
・住宅では自己調達
・施設では内部提供
です。
日本の住まいは持家が約3000万戸、一方賃貸住宅は約1800万戸です、6割強が持家に住んでいます。この持家のうち高齢者のみの世帯は約700万で、2割以上となっています。高齢者単身も268万所帯あり、10軒に1軒弱が高齢者単身で住んでいることになります。
ここで昨年の問題です。「2011年に「高齢者の居住の確保に関する法律」が改正され、ケアハウスや養護老人ホーム、高齢者向けの賃貸住宅などを一括して「サービス付き高齢者向け住宅」と呼称する登録制度が始まった。」正しいか誤りか?回答は次回。
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第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その37)

2013年06月17日 | 老後と住まい
高齢者向けの住宅や施設は種類が多く、また介護保険とも関係しています。先ず、高齢者向けの住宅・施設とはどのようなものでしょうか。福祉住環境コーディネーター検定試験1級公式テキストによれば、
「高齢者のために特別に計画された住宅または施設で、
1.一か所に高齢者が複数集まって居住(生活)している
2.建物は、高齢者の身体機能や生活特性に配慮した構造・設備・仕様となっている
3.居住するニーズに合わせた日常生活支援(見守り・安否確認、緊急時対応、家事支援、食事の提供など)や介護、健康管理などの何らかのサービスが居住施設などによって提供される、もしくは提供の体制が整っているという3つの条件を備えたもの」
と定義されています。
ここで昨年の問題です。「日本よりも前に高齢化が進み始めた欧米諸国では、総じて日本よりも高齢者住宅・施設の整備が進んでおり、イギリスにおける65歳以上高齢者人口に対する割合をみると、要介護者向けと自立・虚弱者向けを合わせ、高齢者人口の10.4%に相当する介護施設・ケア付き住宅が整備されている。」正しいか誤りか?回答は次回。
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第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その36)

2013年06月16日 | 老後と住まい
(ユニバーサルデザイン(UD)の続き)先ずは、回答から。正しい。
高齢者向けの公営住宅については、1970年頃から一般世帯向け住宅と比べて広い面積の住宅が供給されるようになっていました。当時は高齢者は子供の世帯と一緒に住むと考えられていたからです。しかし、特に集合住宅において高齢者夫婦だけや一人暮らしで生活する世帯も多くなったことから、1980年からは高齢者単身でも入居を認められるようになりました。高齢者向けの住宅の設計については1995年に、段差、ドアや通路などの幅、手すりなどなどの基準を示した「長寿社会対応高齢者住宅設計指針」(建設省)が作成されました。ただし、これは主として車いすで使用する住宅について最低限の基準を示したものでした。実際に高齢者や障がい者のための住宅を建設する場合は住む人の状態に応じた調整が必要です。話は試験と離れますが、最近、国立障害者リハビリテーションセンター内の障がい者ライフモデルルームでトイレおよびバスフィッテングルームを見学しました。(投稿者のホームページに関係記事を掲載しました。
http://www.rougotosumai.com/essay005.html  )
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