漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

マーガレット 4年角谷

2019-08-18 21:38:36 | 日記
4年角谷です。同期の土方と1年生の春から謎に数え始めた引退までのカウントダウン(当時は引退まで果てしなく、絶望しました。)も残り20日ほどになりました。早いですね。

突然ですが、代々女子部のグループLINEは、「マーガレット」という名前です。なんでだろうと不思議に思い、マーガレットで調べたところ、11世紀にスコットランドで王妃になった、聖マーガレットに由来した、立教女学院の英語名らしいのです。きっとそこから由来しているのでしょう。ほえ〜。って感じです。
マーガレットの花言葉も調べたところ、純粋さ、無邪気、尊敬、信頼、内気な愛、などらしいです。なんだか素敵なような。

さて、話は変わりまして、最後の日記になりそうなので、この1年間お世話になりまくったマーガレットこと、女子部のみんなへ。

このシーズン、昨年の11月から思い返すと、苦しいことも、正直面倒くさいと思うことも(笑)、楽しいことも、嬉しいことも、いろいろなことがありましたが、みんなと頑張りたい、勝ちたいと思い続けてこられたのは、みんなが切磋琢磨して頑張り、お互いに支え合えたからだと思っています。大半はこの艇庫にいないことの方が多く、さらには結構ポンコツだったので、名ばかりの女子部主将だったとは思いますが、同期女子はじめ、みんなにたくさん助けられました。ありがとう。

最後のインカレ、悲しいことに、全員と同じクルーというわけにはいきません。しかし、同じクルーの五十嵐のどかはもちろん、他のクルーのみんなが、今シーズンのチーム目標である、「インカレ・全日本 全艇入賞/男女優勝」を達成できると私は思っていますし、そう信じています。最後まで「志」高く頑張ろう。みんなは自覚しているのかわからないけれど、実は立教の女子だって総合優勝目指せますし、成し遂げられるくらいの力をみんな持っているんです!だからもっと胸を張っていいと思う!みんなで笑ってインカレを終えるぞー!

あと、1年、2年、3年と、この生活が続く後輩のみんなには、恐れずいろんなことに挑戦し、間違いをして失敗し、そこからたくさんのことを学んでいってほしい。また、この生活の中で、誰にも譲らない、なんでもいいから、自分で誇れること、ものを持って日々を楽しむこと。そして何よりも、競技面だけではなく、人間性面的にも、この先輩、この後輩、こいつと一緒に乗って勝ちたいと思われるような、そんな人であり続けてほしい。という、私の勝手な願いです。

努力はいつか必ず報われるときが来ます。(と信じています。)
だから夢は必ず叶うし、目標も必ず達成できるものだと思っています。
報われるまで、報われるような、報われるだけの努力を。私も頑張る。みんなも一緒に頑張ろう。
それゆけ!マーガレット!🌼って感じですかね。

長くなってしまいましたが、女子部のみんなだけではなく、ともに部活に励む男子部のみんなや、いつも最高のサポートをしてくれるマネージャーのみんな、監督、コーチ陣、トレーナーのみなさん、大会でわざわざ戸田に駆けつけ応援してくださったOBOGの先輩方や、保護者の皆様、家族、そしてこの3年半、ともに戦い、何らかの形で応援し、支えてくれた全ての皆様、最っっっ高に素敵で幸せな3年半をありがとうございました!!!

苦しい時の君へ 4年内山

2019-08-18 00:47:58 | 日記



皆様にはこれまでずっと黙っておりましたが、実は私は所謂「脱走」というものをしたことがありまして。


…とは言っても遠くにも行かず消灯前にきちんと戻ってきたので実質脱走とは言えませんが。笑

何をしようにもとるもの手につかず、常に頭がぼおっとして息をするのも苦しい、鬱屈とした時期がありました。

情けなくどうしようもない矮小な自分にいっぱいいっぱいで、気がつけば汗まみれでぐっしょりとした練習着のまま寮を飛び出していました。


衝動的にコース沿いをひたすら真っ直ぐ、走って、走って、走って、我を忘れてとにかく走りました。

汗で冷え切った身体を容赦なく風が冷やしていき、とても寒かったのを覚えています。
一人青春劇場だったと思います。帰って来れる頭が働いて本当に良かった。
(本人は覚えているかわからないけれど、真緒ちゃんのおかげで戻って来られました。ありがとう)


逃げ出したところで、状況が変わるわけがないのはわかってはいましたが、10年続けてしまうくらいには大好きなボートを、衝動的脱走によってほんの一瞬でも捨ててしまった時が私にはありました。


多分、誰しも、練習が嫌になったり、気持ちがどこかで折れてしまったり、心がぎゅっと苦しくなったことがあると思います。

自分の苦しさを見つめると、自分の世界に入り込んでしまって、悪い方向にしか物事が考えられなくなる。上手くいくようなビジョンが全く見えてこなくなる。正直すごくしんどい。



そんな時に大切なのが、
まわりを見渡してみること。

ここの人達は、本当に、優しい。
そして、人のことをすごくよく見ている。

苦しい人に手を差し伸べられる人がここには沢山いて、
時には厳しく向き合ってくれる人もいて、
楽しいことに誘ってくれる人もいる。

食堂で「最近〇〇すごく頑張ってるよね」「漕ぎ上手くなったね」って、誰かの頑張りを見てくれている人も、実はすごくいます。

苦しいときは、ふと目を向けると、同期や、先輩や後輩がいて、クルーがいて、当たり前だけれども、1人で頑張ってるわけじゃないことに気づかせてくれます。

立教大学体育会ボート部の、私の大好きなところです!

ここまで続けられたから、苦しさの中だからこそ見えた本当の大切なものの価値に気付かされたように思います。

最後の夏はW4+の皆と、悔いなく笑顔で漕ぎ切りたい!