漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

WHY NOT? 4年松藤

2020-09-25 00:15:10 | 自己満
どうもこんにちは。4年の松藤です。ついに現役最後の日記を書く日を迎えました。
前回、橋本から立教のゴッドファーザーと紹介されましたがゴッドファーザーを初めて聞いたのでピンとこなかったので少し調べたところマフィアのドンの話だそうです。Googleの画像検索では渋いおっさんがずらりと並んでいました。こんな歳の取り方をしたいなぁなんて思いました。

さて、最後の日記は何を書こうかなとこの3年半のボート部の生活を振り返りながら想いに耽っていました。今回はそこで想った事や何を書こうか考えている事をつらつらと駄文で書いてあります。時間がある時に最後まで読んでいただけると幸いです。


私は、ボート部ほど毎日を真剣に自分と向き合い、他人と向き合いそして競技と向き合う環境はないなと思いました。また、環境はただ存在しているだけで上手に利用するか否かは自分次第であることも同時に思いました。

「全寮制で週に11回の練習を行っています!」
就活の時には必ずこの様に説明していました、この説明文からではずっと寮にいて自由な時間はないのではないかと捉えられるなと思いましたが半分は本当ですし「そんなことはないですよ〜、自分の時間はしっかり確保できます!」といちいち説明するのも面倒なので滅茶苦茶厳しい環境でやってきたという印象を一番に与えるならこれが効果的であると考えました。
実際には、朝早く起きて練習を行い午後にも自分の好きな時間に練習を行う。練習時間は一日多くても最大5時間程でしょう。睡眠時間を7時間と仮定した場合残りの12時間は自由に過ごせます。さらに食事、風呂を差し引いても10時間ほどでしょうか。今は授業が始まりましたので半分ほど減ると思いますが1日に自分の好きなことができる時間がこれ程あると思うと私たちは自由なのではないかと思います。
うまく環境を使うとは、その自由な時間に効率的に成長をする為に利用することだと考えます。
この寮生活に置き換えると
❶今朝から過去までの競技中のビデオがある
❷ネット上には世界大会が観れる環境にある
❸ストレッチマットが複数枚ありそれを存分に広げられるスペースがある
❹トレーナー制度ができマッサージを受けることが可能にある。
❺ウェイト器具も寄付やバイト金によって充実して来ている。
パッと考えただけでこれだけ上がりましたのでまだまだあるのではないかと思います。

1日の半分ある自由時間の少しを上記などに割く熱量と意欲があると自ずと自分と、競技とそして同じクルーメンバーと向き合うことになるからなかなかうまくいかないこともあるし、自分の未熟さを思いやられることも多々あります。なので非常に難しいですがそこがある種面白い、魅力に感じている要因だと想います。


私は大学1年の夏の終わりに父親を亡くしました。病気による急死だった為、受け入れる事は容易なことではありませんでした。加えて2年生の時には交通事故に遭い死の境目を一瞬彷徨いました。
一般大学生では経験し難い事を1年間の間に2つ経験しました。
※決して同情を誘いたく書いたわけではございません。どちらも月日が経ちしっかりと受け入れて立ち直っております!

いきなり自分の目の前に現れた「死」により私は日々生きる上での考え方が大きく変化しました。
いつ死ぬかはわからないからこそ明日死んでもいい様に今日を悔いなく生きよう 
そんな風に考える様になりました。
加えて何冊もの自己啓発本やビジネス書を読みました。大概の本には過去や未来に囚われずに今この瞬間を真剣に生きようとする事を勧めていました。あながち間違えではなさそうです。笑
私が胸を打たれたある本の一文を抜粋させていただきます。

「将来、胸を張って話せる様に今、物語を紡ぐ」

総じて何が言いたいと申しますととにかく後悔を残して引退したくないということです。
今の瞬間に全力で生きる取り組めば必ず成長はあるし自ずと自身の見据える目標に近づけると思っているからです。
思った結果が出ない時にあれができたのではないかと考えるなら、そのあれは例え失敗する可能性があろうともやるべきです。

タイトルのWHY NOT?は私の好きなNBA選手のラッセル・ウェストブルックのモットーです。本人曰く「今出来ることなのにやらないのは何故なのか?」という意味合いだそうです。
なので、彼のプレーは毎試合気迫があり誰よりも勝利に飢えている本気である事が伝わります。

全日本選手権まで残り13日、全日本大学選手権まで残り27日。毎日できることを全力で行い後悔の無い毎日を過ごして大会を迎えたいと想います。

今年は、コロナウィルスの影響で一時期は危ぶまれた大会が無観客ではありますが無事に開催されることに感謝です。
そして、OBOGの皆様や保護者の皆様、このボート部に関わって下さっている方々皆さんに直接の勇姿をお見せできない事や生の声で応援してもらえない事は残念ですが是非オンラインでのレースを観てください!!

最後の日記は自分が書きたいことを本当にダラダラと書いただけになってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

次は、、、フライの夜にパンケーキを焼きムシャムシャと食べるやまぐちきょうへいです。