漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

『最後の』 四年 渡部雄一郎

2019-08-14 17:09:14 | 日記

みなさん、こんにちは。
気づけば最後の漕手日記になってしまいました。
四年の渡部です。

もうこの時期になると、色んなものの前に『最後の』という単語がついてしまいますね。

正直四年間ずっと戸田の艇庫を拠点に暮らしてきたので全く実感が湧きません。

インカレ最終日、後輩達ともう暮らす事がないんだなって思ったとき、僕はどうなるんでしょう。
意外と冷静だったなんて事もあるかもしれません。


前置きはここらへんにして、最後の漕手日記ですし緩く自分のボート生活を振り返ろうと思います。

振り返ってみると、残念ながら『結果』とは縁の薄い四年間になってしまったなあと思います。

腰を痛めて四ヶ月漕げなかったり、自転車で転倒して漕げなくなったり、エントリーでアクシデントがあったり、純粋に力が足りなかったり…。色々な要因で、日本一に肉薄する結果を出している先輩同期後輩とは違うボート生活でした。

でも僕はこの四年間に満足してしまっています。
入部するとき、僕は密かに四年間の目標を立てていました。

それは『人に胸を張って話せるような楽しく充実した四年間にする』ことです。

ボート部員としての結果に着目すると、誇れるようなものはなかったかもしれません。

それ以上に学生である今だからこそできる経験が沢山できました。

なによりボート部での四年間を通して共に戦ってきた仲間ができました。

一緒に暮らしているからこそ、揉めたりくだらないことで盛り上がったり真面目な話をしたり、普通の大学生活だったらしないような事を沢山経験しました。

それがなによりの宝です。

引退を前にしてこう思える自分で良かったなと思いますし、今共に暮らしている後輩たちにも一年後二年後三年後にこう思えるような生活を送って欲しいなと思います。


僕の引退試合はオックスフォード盾レガッタです。
三年前出場できなかったレースに同期の直哉とジョージと一年生6人と共に出場します。

コーチの方々からのアドバイスを基に、自分達で考えたプランでだんだんエイトがエイトらしくなっていくのを肌で感じながら日々練習しています。

残り限られた期間で一年生たちには、僕や同期の3人から技術やボートをする上で大切な考え方、全員で一つのものに向かっていく楽しさを少しでも感じ取ってくれたらいいなと思います。

メインはインカレかもしれませんが、僕達も全力で漕ぐので是非ご声援のほどよろしくお願いします!!




次は最近僕の影響で特撮にどハマりしつつある、あやちゃんこと内山です。お楽しみに!

世界でいちばん熱い夏 4年 吉田潤

2019-08-13 21:46:48 | 日記
最後の日記になりましたが2年の加藤稜己​から「最後だからってかしこまると良くないですよ」とアドバイスを頂いたのでいつも通りいきます!

まずは先日の話になりますが、熊木監督主催で4年生と監督コーチ陣が集まり北戸田の長谷川というお店にてインカレ決起集会を行いました。自分は同期の中でも監督やコーチ陣にはお世話になっている方だと自負しているのでこの恩を結果で返せたらいいな、と強く思いました。
(真ん中のオシャレメガネが僕です👓)

次に完全に趣味の話になるのですが昨日夏フェスというものに初めて行きました!寝坊するというアクシデントを乗り越えて数々のアーティストの生演奏を楽しむことができました!平井大さんは歌詞が好きじゃなく聞いていなかったのですが、ライブで聞くとすごい良かったです。自分も人の心を動かすレースをしたいな、と強く思いました。


と小学校の夏休みの絵日記形式で近況を綴らせていただきました。それにしても時が流れるのは早いもので夏を楽しんでいるうちにインカレまであと23日になりました。自分は、2年までは自分のことしか考えていませんでした。自分がどう勝つか、どう漕ぐか、どう結果を残すか。マネージャーやサポート、他のプレイヤーへの感謝や尊敬も足りなかったと思います。それに気づいて3年からは周りのことを考え始めました。4年になり副将になってからチームのために何ができるかということを考えてきました。同じ船に乗ってるクルーがどうやったら気持ちよく漕げるかを考えてきました。ただ、周りのことを考えるあまり貪欲に結果を狙う姿勢が薄れてしまいました。過程だけで満足してしまっていました。あと23日間「俺が勝つんだ」という高い志を持って練習に取り組み、そして金メダルを取ってお世話になった監督コーチ陣にかけてあげることを宣言します!

最後にはなりますが、最近何かとおめでたい話題のスクープが多いボート部で生活している自分の気持ちを代弁してくれている曲があったのでそれを貼って終わりにします。自分の大大大好きなバンドの曲なので是非聞いてみてください。ここまで読んでいただきありがとうございました。次はゼブラのストライプのショーツをよく履いている渡部君です。
The Smiths /Heaven knows I'm miserale now

4年 吉川直哉

2019-08-11 07:49:27 | 日記
こんにちは。

いよいよ引退まで1カ月を切りました!

嬉しいような寂しいような…。

艇庫での生活が名残惜しくて毎週日曜日に夜更かしをしていたせいか、ここ最近夜になっても全く寝付けません。

朝練がしんどすぎます。

全然話は変わりますが、僕はここに入部する時、個人的な誓いのようなものを立てました。

絶対投げ出したり、辞めたりしないことです。

高校でサッカー部だった自分は、部の方針について行けず、2年生の冬で辞めてしまいました。

その選択が間違っていたとは思いませんが、最後までやりきった仲間を見て、後悔したのを覚えています。

次は絶対に最後までやり通す、と決めて入部したボート部。

想像以上に監獄生活でした。が、無事に自分との約束を果たせそうでほっとしています。

結果は何も残せなかったけど、それ以上の経験と仲間ができました。

本当に感謝です。

4年間、ありがとうございました!

「キセキ」4年 山本

2019-08-07 22:33:43 | 日記

さて、とうとう最後の漕手日記が回ってきました。

漕手日記となると違和感を覚えますが、何はともあれ最後の日記です。

やっぱりこの4年間は短いですね。


この4年間で私は成長したのかな…




残り、インカレまで27日、引退まで30日となりました。


滝島の日記でもありましたが、私も入部宣言をした日を明確に覚えています。

滝島が入部宣言し「おいおい、このくそデブ、練習できんのか」と思ったのも事実です。(笑)

そんなクソデブも今ではチームで一番頼れる主将です。努力の賜物です。


滝島が入部宣言をし、吉川が続けて入部宣言をし、その後私の番でした。


「ちゃんうぃ(私のあだ名)は、、ボート部に、、、入りまーーーーす!!」

とテレビとキッチンの間くらいで言いました。

井口さん(H29卒)がハイタッチしてくれました。


もう3年以上前の話です。懐かしいものです。



大きな目標を堂々と宣言し、達成してしまう先輩方がいて

最高に優しく、逞しい同期がいて

生意気で可愛くて、頼れる後輩がいて

たくさんの出会いがありました。


この出会いは本当に僕の人生においての宝です。

一生の仲間ができました。


本当にこのボート部に出会えたのは奇跡だったとつくづく思います。

2016年4月、僕を新歓してくれた清水さん(H30卒)に出会ってなければ、自分のこの大学生活はなかったです。


逆に、私が新歓を担当した

石田(3MG)、篠原(2漕手)、唐澤(2MG)、新井(2MG)、谷口(1MG)、友利(1MG)

この6名にキャンパスで声をかけていなければ、この6名は今頃おそらく全く違う道を歩んでいるのでしょう。

つくづく「奇跡」というものを感じてしまいました。

この6名もこの部活を選んだこと、良かったと思ってくれていると嬉しいです。



清水さんが、ふらーっと声をかけられたあの瞬間が

こんな素晴らしい一生の宝にめぐり合えるなんて

本当に奇跡というものはあるのでしょう。


というかこの人生は「奇跡」で成り立っているのでしょう。


奇跡の連続が人生の軌跡となって行くのですね。(セリフがクサい)




もっと遡れば、

私が2013年2月11日の入試で立教池袋高校に合格していなければ、立教大学にすら来ていません。

私が大学進学の際に観光学部を選んでいなければ、あの日に新座キャンパスで清水さんと出会うことはなかったでしょう。


人生って不思議です。


ですが、これから先もこんなことの繰り返しなんでしょうか。


ここにいることは「キセキ」です。このキセキを僕は一生宝物として大切にします。






さてインカレまでカウントダウン。

チームスローガン『志』

絶対に勝てる。そう信じています。

再び。栄光を。













引退まで 4年永澤

2019-08-07 09:59:35 | 日記
こんにちは。

中村の日記の最後の一文、なぜかハードルをあげられた、4年永澤です。


最後の日記ですが、いつも通りな感じでいきます。


最近、引退の日はどんな風に終わるのかなと、少し思ったりします。

思い出すのは、高校部活引退当日、監督にめっちゃ怒られて終わったこと(笑)

普段からよく怒られてたのですが、まさか最後の最後までそうなるとは…

その日もいつも通りアップして、いつも通り試合をし、いつも通りダウンして、いつも通りみんなと帰って…

でも、翌日からはグラウンドで汗を流して練習している後輩たちを見ながら、外がまだ明るい時間に家に帰る。
そんな昨日までとは違う時間を過ごし始めた時、引退したんだなって、改めて感じました。

引退したら、もうきつい練習をしなくてすむんだとか、自由な時間がやっとできるよとか思ってたはずなのに、みんなとボール蹴ってたかったなとか、ワイワイやってたかったなとか、やっぱり思ったりして、その時はいろいろ込み上げてきたなぁと…


さて、インカレまで一ヶ月を切りました。
これからもっと集中していきます。
みんなと残りの時間を楽しんで、全力を出し切ることができたらと思います。


さぁ、最後の減量、頑張ります!!