■還暦にびっくり
仕事帰りに母親に電話。今日は母親の誕生日。「おめでとう。何歳になったっけ?」と聞くと、「60歳」。
え? びっくりした。還暦?(きゃー、ついこの間のブログで58歳とか書いてたっけ、私…)
なんか急に歳をとったような感じじゃない?還暦とか言われると!
運転していた車を停めて、しばし路上で近況報告。今度の京都入りはいったいどうしたの?とか聞きたかったけれど(笑)、まぁいいか、両親がそろって京都に遊びにくるという事実がなにより幸せなこと。
帰ってきたら12時。
この前の自分の誕生日に、色々な人からもらったメッセージに返事を書く夜。ご無沙汰していた友だちから書く。いつまでたっても慣れない携帯メール1つに40分もかけてやーっと近況報告。あ~すっきりした。
ふと思い出した茨木のり子さんの本を引っ張りだしてきてちょっと読んでみる。
以下に書いておきます。(あー、秋の夜長に読書もいいなぁ。)
---
「歳をとる それは青春を
歳月の中で組織することだ」
これは茨木のり子さんの好きな詩人の詩。フランスの人だとか。茨木さんが一番好きな詩なのだそう。
あとにこう続ける。
「組織するー 組み立て直すという言葉からは、織物のイメージが浮かんできてしまう。
青春とは、だいたいが恥じ多き季節で、はちゃめちゃな萌芽がわけもわからず炸裂する。
それを縦糸として結び直し、あれはいったい何だったのだろう?何だったのだろう?と思いつつ、
横糸を一日一日織りなして、1枚のタペストリーを仕上げてゆくのが人間の生涯なのかもしれない。
ただ青春の糸がこんがらがったまま、なしくずしの人生を送る人もまた多い。
最近おもうのは、80年ばかり生きるのに、きれいなタペストリーを織った人と、なしくずしの人生を送った人と、
大差はないのでは?ということである。
私ももう少し日を経ればもうちょっとましな詩が書けるのではないか、もう少し美しい紋様が現れるのではないか、
という期待に引きづられて今日まで来てしまった。
これとても、ままならないことではあったけれど。」
60歳からの青春を楽しんでね。
仕事帰りに母親に電話。今日は母親の誕生日。「おめでとう。何歳になったっけ?」と聞くと、「60歳」。
え? びっくりした。還暦?(きゃー、ついこの間のブログで58歳とか書いてたっけ、私…)
なんか急に歳をとったような感じじゃない?還暦とか言われると!
運転していた車を停めて、しばし路上で近況報告。今度の京都入りはいったいどうしたの?とか聞きたかったけれど(笑)、まぁいいか、両親がそろって京都に遊びにくるという事実がなにより幸せなこと。
帰ってきたら12時。
この前の自分の誕生日に、色々な人からもらったメッセージに返事を書く夜。ご無沙汰していた友だちから書く。いつまでたっても慣れない携帯メール1つに40分もかけてやーっと近況報告。あ~すっきりした。
ふと思い出した茨木のり子さんの本を引っ張りだしてきてちょっと読んでみる。
以下に書いておきます。(あー、秋の夜長に読書もいいなぁ。)
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「歳をとる それは青春を
歳月の中で組織することだ」
これは茨木のり子さんの好きな詩人の詩。フランスの人だとか。茨木さんが一番好きな詩なのだそう。
あとにこう続ける。
「組織するー 組み立て直すという言葉からは、織物のイメージが浮かんできてしまう。
青春とは、だいたいが恥じ多き季節で、はちゃめちゃな萌芽がわけもわからず炸裂する。
それを縦糸として結び直し、あれはいったい何だったのだろう?何だったのだろう?と思いつつ、
横糸を一日一日織りなして、1枚のタペストリーを仕上げてゆくのが人間の生涯なのかもしれない。
ただ青春の糸がこんがらがったまま、なしくずしの人生を送る人もまた多い。
最近おもうのは、80年ばかり生きるのに、きれいなタペストリーを織った人と、なしくずしの人生を送った人と、
大差はないのでは?ということである。
私ももう少し日を経ればもうちょっとましな詩が書けるのではないか、もう少し美しい紋様が現れるのではないか、
という期待に引きづられて今日まで来てしまった。
これとても、ままならないことではあったけれど。」
60歳からの青春を楽しんでね。