すみれです
私は数年前から中国茶を習っています
日本の茶道に比べて作法の決まりが少ないので気楽なところもありますが、やはり美しい所作の方にお茶を淹れて頂くと、麗しく、より美味しく頂けます
中国茶を教えて頂いている先生をはじめ、お茶会でお会いする方や一緒の教室に通っている方で、所作が美しい方とお話ししてみると、茶道の経験がある方ばかり。
私も高校生のころに少し習ったことはありましたが、今ではすっかり忘れてしまっています
また茶道も始めたいなぁと思っていたら、ちょうどスケジュールに合う教室を見つけたので、10月から通いはじめました
ご挨拶からふくさ裁きなど、割り稽古をしていると、すっかり忘れていたはずの記憶が少しずつよみがえってきました。
動作に紐付いた記憶って面白いですね
先週のお稽古のときに茶道の先生が、『日日是好日』を観てきたわ~面白かったわよ~。とお話しされていて、私も早速観てきました。
映画は、主人公役の黒木華さんといとこ役の多部未華子さんが表千家のお稽古に通うところから始まるので、お茶を習いはじめた私にピッタリ
先生役の樹木希林さんが、私のお茶の先生かと思うほど、、、お稽古の様子が重なります
そして主人公たちが、茶道の型について、頭で考えながら行おうとする様は、まさに私
頭でなくて、身体で覚えるものと諭す言葉は、まるで私に言われているよう
話が進むにつれ、主人公も年を重ね、人生の紆余曲折があり、そばにはお茶があり、、、
共感する部分も多く、途中ほろほろしてしまいました
『世の中には すぐわかるものと すぐにわからないものがある』
早くお点前が出きるようになりたくて、美しい所作を身に付けたくて、頭でっかちになっていたけれど、『今』を感じ、ゆったりと美味しいお茶を頂くこと、、、
こういう気構えでお茶と向き合っていきたいなぁと思いました