旦那様の会社がお休みだったので二人で旧市街におみやげショッピングに行きました。
お土産文化の薄いインド。
一度出張の時にインドに帰っているため、特に買うものもないしなーと言って
油絵の贋作を売っているお店にふらっと立ち寄った時に出会ってしまったらしい。
旧市街には油絵の贋作や写真を肖像画にしたりする画家がいるお店が沢山あります。
近代美術の有名なベトナム人画家の本物の油絵をギャラリーで買うとウン十万。
(円ですよ。ドンじゃなくて)
それでも今後値が上がるとのことで投資目的で何枚も買って行く人もいるらしい。
ウチラはそんな予算もないし、
かと言って贋作を買うのもねー。
どうせなら今まだ名が知られていない若手画家のオリジナルで気に入ったものを安いうちに購入し
将来その人が有名になったらめっけものだよねー。
という話をしていました。
まさかこんなに早く見つかるとは。
旦那様が気に入った抽象画。
「誰の贋作?」と店員さんに聞くと
「これはオリジナルです。」
「誰が描いたの?」
「あの人です~」もう一人の店員さん(と思っていた人)の作品でした。
おーなんと描いた画家と会えるなんてー!と旦那様は感激。
ぜひ直筆サインをしてください!
この絵は何を描いたものなのですか?
どういう画家に影響をうけたのですか?と質問攻めで若手画家さんを困らせていました。
80センチ四方の油絵は40ドル。
額縁を入れて合計60ドル。
もしかしたら10年後ものすごく高くなってるかもねー!なんて店員さんと盛り上がり
だったら画家と作品と一緒に写真を撮ったらどう?と提案すると
そうねそうねー!とみんなその場のノリで記念撮影しました。
画家さんも巨匠扱いされて嬉し半分戸惑い半分。
60ドルで楽しめたならいいんじゃないでしょうか。
妻の許可無く購入した油絵。
「配偶者の許可無く購入決めちゃうんだー」と嫌味で言うと、
「優柔不断な君にお伺いを立てたらいつ買えるかわからないし」
「好きなのがあったら君も買えば?」と言われました。
、、、、、ごもっとも。
私もベトナムにいる間に、
10年後売れそうな無名の画家の作品を1枚買いたいなーと思います。