印度嫁入り日記

徒然なるままに日々をレポートします

インド人が語学に優れている理由

2024-12-03 | デリーでの日々2024
今朝はジナンの学校のオリエンテーションへ。
来年度から第3言語を選択するので
その説明会。

日本なら四年生の年で3言語目の導入が始まる。

英語とヒンディー語に加えて

スペイン語、
フランス語、
ドイツ語、
サンスクリッティ語(古典みたいな感じかな)

から選択し、
それに基づいて
来年の組み替えが決まるらしい。

4年間はその言語を履修することになる。

デリーだと
家族間はヒンディー語を話す人も多いと思うけど、

デリーで生まれて育ってても
家族間では
親や祖父母の出身州の母語で会話する家庭も結構いるので

そう言う子供にとっては

4言語目になる。

さらに言うと

両親の母語が違って
家庭内ですでに2言語話す子供にとっては

5言語目になる。

良くも悪くも
育ってる環境が多言語だから
新しい言語が一つ増えるくらい
なんてことないのかもしれない。

日本もだけど
ヨーロッパも少子化なので
インド人の優秀な若者に働きに来て
経済を支えて欲しいをということで
大使館から言語習得の支援
(奨学金や留学)が手厚いとアピールしてた。

保護者からの質問では
来年度から?(近いうちに?)
義務教育で
インドの公用語2言語を
必須科目として履修するようにすると発表されたが
その場合はどうなるのかという話が出た。

そうなると学校で言語習得の時間が多すぎて
他の教科どころではなくなりそう。

日本はなんだかんだ言うて
自分の母語で幼稚園から大学まで勉強できるのは
素晴らしいことだと思う。
母語で読み書きし
母語で文学や哲学を学ぶほうが
理解が深まるという話も聞く。
そもそも母語があっての自国文化であると言える。

インドは歴史的に英語を強いられたという
負の記憶がある一方で

そのおかげで大国が統治できていて
海外で向けての競争力があるとも言える。

その一方で
今の政権の政策なのだろうけど
日本とは逆に
だんだんと英語から距離を置こうとしている。

地名を英語名からインド名に変更するなど
統治時代の傷跡を消すように

Indiaという英語の国名の使用を国際的な場で使用せずに
Bharat (バーラト)と名乗り始めているのも
その流れなのではと思う。

他にも英語が担っていた標準語的な機能を
ヒンディー語に置き換えようとしている動きがある。
公用語2言語を必須にすることで
英語を介さなくても
国内で意思疎通できる環境を作るための
教育を始めてるのかもしれない。

今後は
ある世代から下は
英語が話せないという状態になるかもしれない。

ちなみにジナンに
どの言語を選択したいか聞いてみたら

スペイン語〜!だそうです。

好きなYouTuberのギャグが
スペイン語だから😅


確かにドイツ語とフランス語と比べたら
ラテンのノリは
ジナンの性格に合ってると思う😅















コメント
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