印度嫁入り日記

徒然なるままに日々をレポートします

行き場のない気持ち

2016-11-23 | 療育の話@ロンドン
うちは重度という診断書を貰い
学校に対して積極的に働きかけて
学校も協力的に対応してくれて
このスピード感。

親が気づいてない子の場合、
よほどひどい問題行動があったとしても
学校側が教育心理士を呼んで診断することはほぼゼロ。

問題児というレッテルを貼られ
厳しく注意ばかり受け育てば
自尊心も育たない。
勉強だってやる気にもならないし
支援や配慮がなければできることだってできない。

バイオリンのクラスを見学していて
毎回とても厳しく叱られてる子がいる。
うちの子も注意散漫だけど
周りの理解があるので
注意はされても
厳しく叱られることはない。

診断があるかないかの差は大きい。

診断の予約を入れてから
実際に診断を受けるまで6ヶ月。

それから加配の先生なりの最低限のサポートを受けられるまでまた何ヶ月もかかり

長期的な特別支援が受けられるまでに一年以上かかる。

小さな子の発達において
一年はとても長くて貴重な時間。

療育を始めるのは早ければ早いほど効果があると医学的に言われている中での
このスピード感というかスピード感のなさ。

診断を受けるのをもし迷ってる人がいるなら
とにかく予約だけはした方がいいよと言いたい。

心の準備は予約の後に十分過ぎるほどできる。

診断を受けて
なんでもなかったならそれはそれでいいし
診断名がつけば必要な療育が受けられる。
診断名がつけば、「躾が甘い親」と言う外野の声も気にならなくなるし
どうしたらよいのか道が見えてくる。
問題児という扱いを受けずに済む。

ベトナムの直球先生には
4歳から始めるのは遅すぎと怒られたけど、
イギリスで4歳から発達障害の療育を始められるのは
よほど重度かレアケースじゃないかと感じる。

インクルージョン教育かなんか知らんけど
放置体質じゃ意味ないんだよ!

と行き場のない憤り。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 特別支援申請のプロセス | トップ | 遅ればせながら柵 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆみ)
2016-11-24 07:27:15
こういうところから国はどんどん予算削ってってるからね…特にロンドンの学校関連は人手不足が深刻だから。で、大変すぎてうちの夫も先生辞めちゃったし。
弱者を守るにはお金を確保するため経済の活性化がまず必要っていうのが今の保守党の方針らしいよ。結局格差が広がるだけで世知辛い世の中だね。
返信する
お返事 (ryo)
2016-11-24 15:43:55
☆ゆみさん
ほんと世知辛い!そのもの!
経済活性化ってユーロ離脱したら逆になりそうだけどね。。
途上国にいると先進国の豊かさに憧れるけど
思ったほど豊かじゃないなと思ったよー!
返信する
Unknown (ハンネ)
2016-11-24 15:58:59
この国でも最後まで諦めたくないけど、次に転勤なる時には、そういう家庭の事情も考慮して、国を選ばせてくれたらいいのになあ。
返信する
お返事 (ryo)
2016-11-24 17:23:31
☆ハンネさん
良い療育が受けられるというのでイギリスに来たつもりなんやけど
こんなに手続きに時間がかかるとは思わなかったわ。
家庭の事情を考慮して国選びはないよ。
人事は期待できない。
返信する

コメントを投稿

療育の話@ロンドン」カテゴリの最新記事