ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

住みやすい場所

2009-07-13 20:42:29 | Weblog
うちの観葉植物のヘデラさん。愛称へーちゃん。
3月頃にうちに来てから、ずっと引きこもりにさせてしまった。
かわいそうだな、と思ったので、
日光浴、そして風にあたらせてやろうと思い、
1週間ほど、ベランダに出しておいたら、しおれた。

おいおいおい、と思って、部屋の中に入れ、
住環境としてはあまりよくない冷蔵庫の隣に置いて2日。
みるみる元気になった。

どうして、こんな場所がいいのか、と思う。
電磁波はたくさん出てるだろうし、お日さまはあたらないし、
なんといっても風もあたらなければ、鳥のさえずりもほとんど聞こえない。
ずっと、冷蔵庫のジーっという音がしている。
植物が好む環境とは思えない。

でも、みるみる葉の色はよくなり、つややかになった。
きっと、へーちゃんには、住み心地がいい場所なのだろう。

今日、会社の同僚が、会社を辞めると言った。
私も転職をしたときのことを思い出したけど、
退職を決めると、ほとんどの人は生き生きとする。

でも、私は今日一日、その同僚の気分の変化を
まったく感じ取ることができなかった。
すごく近くに座っているのに、ほとんど存在を感じなかった。
それは今日に限らず、思い返してみると、ずっとだった。

帰りがけ、それに気がついたときに、
「ああ、居心地が悪かっただろうな」と思った。

どんなに引っ込み思案な人でも、
「自分の意見を言う」ということと、「自分の存在を感じてもらう」ということとは、
根本的に違うことなんだと思う。

その人は、確かにコミュニケーションが得意なほうではないのだと思う。
思い返せば、その人が入社してすぐのころ、
「わからないことがあったら、質問してね」と言ったら、
「わたしは自分から話しかけるのが苦手なほうなんで」と言われて、
何と声をかけてあげたらいいのかわからなくなり、
あまり親切ではない私は、そのまま放置したのだった。

う~ん、反省すべきところもあるな。

そういえば、先日、私の友人も会社を辞める宣言をしてきたらしい。
新しい門出の時期なのかな。

最近、仕事が忙しくて、読書量が減っている。
今日はこれから本を読もう。