ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

携帯電話の距離

2010-02-17 22:42:06 | Weblog
はじめて「着うた」というものを携帯電話でダウンロード購入し、
電話とメールの着信音、あと目覚まし時計に設定してみた。

ちなみに、これまでは、電話の着信音は黒電話の「じりりりり」だったし、
メールの着信音は、携帯電話にデフォルトでインストールされていた
ちょっときれいな音を設定していた。
あんまり、こういったことに凝るほうではなかった。

「着うた」の設定後、なんだかすごく不思議な気分だ。

音が鳴ると、すごく話しかけられているような感じがする。
なんだか距離が近くなったようで、
私へのメッセージを受け取った、という応答責任に近い感覚がぐっとアップした。

そして、携帯を手にとってみて、
届いたものが他愛もないメルマガだったりすると、少しがっかりする。

改めて、携帯電話はものすごくプライベートなものなんだ、と実感した。

腕の長さの範囲にある世界。
それは、本との距離や、パソコンとの距離に近く、
非常に近い距離にあるものなんだ。

携帯電話は、家族であっても、
断りもなく自由に見たり、見られたりするものではないや。やはり。
よく携帯電話で浮気が発覚した、という話を聞くけど、
見たくなっちゃう気はわかるけど、
私は絶対にそれをするまい、と改めて思った。

それに、浮気を確かめるんだったら、携帯電話を見るなんていう方法より、
言葉で追い込んだ方が、駆け引きがある分、よっぽど面白いだろうとも思う。