ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

言葉

2013-01-10 23:54:00 | Weblog
今日は、いろんな国籍のクリエイターさんが集まる新年&忘年会に参加した。
日本人、アメリカ人、スイス人にとっては新年会、中国人にとっては忘年会。
英語、日本語、中国語がちゃんぽんで飛び交う変な会だったのだけど、
若いクリエイターばかりだったので、なんだか冬だとは思えないようなアツさだった。

すごいなあ、と思いつつ、
私の中に、何も語るべきことがないことに、改めて愕然とした。
言語力の問題ではなくて、言葉自体を持たない感じ。

むかしは湧くように言葉が出てきていた時期があったようにも思うのだけど、
それは記憶の中で粉飾した自分像なのかもしれない。

なんだか、自分一人がぼんやりと、正体がない気分になって、
でも、お酒を飲めばトイレにも行きたくなるし、
すれ違うときにぶつかれば、肌の境界がそこにはあるわけなので、
すごく自分に気持ち悪くなった。

自己嫌悪の一種なんだろうし、
もともと1月と2月は毎年あまり前向きではない時期なので、
まあ、そんな感じでボーッとしているのも、いつものことだとは思う。

中国人でも、外国のことを素直に、そしてどん欲に吸収し、
表現の場があれば、どこへでも出て行き、
その過程で、あらゆる言語が話せるようになる人というのは、
やはり中国であっても13億人中の何人かはいるわけなので、
かなわないなあ、と思う。

マイペースにいこう。

人だかり

2013-01-10 00:14:18 | Weblog
朝、通勤で歩いていたら、上海銀行の前に人だかりができていた。



50代以上の人が、わんさかいる。
どこの上海銀行も人の山。

しかも、すごい勢いで上海語が飛び交っている。
いつも騒がしい人たちだけれど、いつも以上に興奮しているようだ。

どうやら、何かの株か国債が発売になる日だったらしい。
たまにこういう日がある。

このふつーの人たちが上海の経済を動かしているのだ思うと、
あまりにもふつーの格好をした、ふつーのおばちゃんやおじちゃんたちなので、
すごく不思議な気がする。

申し訳ないけれど、あまり賢そうな雰囲気でもなかったし、
そもそも本当のお金持ちだったら、
寒空の中、銀行の前に並ぶなんてこともしないだろうと思うので、
こんな人たちでも、資産を何倍にできるバブルが、
上海にもあったのだなあ、とつくづく思った。

いまは、正直言って、かつてほどの勢いがないけれど、
それでも資産が増えることを疑わない人たちがたくさんいる。
ある統計では、一般の人で株で儲けている人は、全体の5分の1とも言う。

それでも、みんなでわいわいやりながら、お祭りのように銀行が開くのを待っている。

中国の人たちって、明るいなあ、と思った。