アルジェリアと言えば、海賊バルバロッサ、ジャック・デリダの故郷という連想以外、
ほとんど何も知らないのだけど、痛ましい事件が起きた。
それにしても、砂漠のなかに、ずいぶんいろいろな国の人が駐在していたことに驚く。
世界には、まだまだ私が想像もつかないようなところがある。
さて、それでも日常は続く。
申し訳ないけれども、私の日常は、アフリカ大陸からは遠い。
今朝も、中国人の部下くんがあまりにもボーッとしていて、
考えるはおろか、資料を見てすらいなかったので、
呼び止めて、「ねえねえ、これ見た?」と聞いた。
顔色がさっと変わって、私の横に来た。
私の声がかたくなると、いつもは流暢な日本語を話している部下くんが、
いきなり中国語しか話せなくなる。
「就是、就是(それは、それは)」と呟きながら、
私が指差したモニター画面を見つめている。
「見たの?」ともう一度日本語で聞くと、言い訳は無理と観念したらしく、
「没看(見てません)」と中国語でションボリと答えた。
同情はしない。このミスはもう数えきれないほど繰り返している。
しかも、「じゃあ、もう一回ちゃんと見てね」と言って解放した後、
またもや続けざまに同じミスを犯した。
萎縮しているのか、そもそも、その回線を持ち合わせていないのか
もうよくわからないけれど、
その気配を全身でキャッチしていた周囲の中国人の
「うわ~、またやっちゃったんだ~」という声にならない声も面白い。
中国人は面子を重んじるので、みんなの前では叱らないこと、が前提だ。
だから、私はあえて日本語にしているのに、
自分が中国語しか話さなかったら、周囲の中国人に丸わかりだよ。
まったくなあ。
ほとんど何も知らないのだけど、痛ましい事件が起きた。
それにしても、砂漠のなかに、ずいぶんいろいろな国の人が駐在していたことに驚く。
世界には、まだまだ私が想像もつかないようなところがある。
さて、それでも日常は続く。
申し訳ないけれども、私の日常は、アフリカ大陸からは遠い。
今朝も、中国人の部下くんがあまりにもボーッとしていて、
考えるはおろか、資料を見てすらいなかったので、
呼び止めて、「ねえねえ、これ見た?」と聞いた。
顔色がさっと変わって、私の横に来た。
私の声がかたくなると、いつもは流暢な日本語を話している部下くんが、
いきなり中国語しか話せなくなる。
「就是、就是(それは、それは)」と呟きながら、
私が指差したモニター画面を見つめている。
「見たの?」ともう一度日本語で聞くと、言い訳は無理と観念したらしく、
「没看(見てません)」と中国語でションボリと答えた。
同情はしない。このミスはもう数えきれないほど繰り返している。
しかも、「じゃあ、もう一回ちゃんと見てね」と言って解放した後、
またもや続けざまに同じミスを犯した。
萎縮しているのか、そもそも、その回線を持ち合わせていないのか
もうよくわからないけれど、
その気配を全身でキャッチしていた周囲の中国人の
「うわ~、またやっちゃったんだ~」という声にならない声も面白い。
中国人は面子を重んじるので、みんなの前では叱らないこと、が前提だ。
だから、私はあえて日本語にしているのに、
自分が中国語しか話さなかったら、周囲の中国人に丸わかりだよ。
まったくなあ。