悪い言葉というのは覚えやすいものである。
日本語を教えている中国人の後輩が昨日覚えた言葉。
「つるつる」
本日一緒に外出した際に、たくさん「光頭」の人たちがいたので、
「ほら、あれがつるつるだよ」と教えたら、
「あ、ここにもあそこにも、つるつるがいる!」と大喜びし、
「つるつる」は、常用詞(よく使う単語)に分類されることになった。
外国語を教えるときには、演技力が問われると思う。
「ふらふら」「にやにや」「ひりひり」など、
五十音の発音練習で出てくる言葉には擬態語が多く、
これらの意味を説明するには、私の中国語力は足りず、
「ふらふら」「にやにや」は、
「こんな状況下でね」と前置きして演技することになる。
「ひりひり」に至っては、非常に難しい。
これは、演技をもってしても、伝わらなかったと思う。
日に焼けたら肌がひりひりするでしょ。
ころんですりむいたら、ひりひりするでしょ。
これはね、火傷の痛さを表現するんだよ、と言っても、
なかなか感覚までは伝わらない。
こういうとき、お笑いの人たちの伝達力は、本当に素晴らしいと思う。
今日は、幼い頃、母が私に文字を教えてくれたときのことを思い出した。
背筋を伸ばして、心をこめて、丁寧に書きなさい。
書き順は字の命。
文字にも命があって、私たちは文字の命をかりて、気持ちを伝えるのよ。
これが母の口癖だった。
おかげで、私は比較的、字がきれいだと言われるようになり、
そしていま、とても助かっている。
中国で、文字を美しく書けることは、たいへん価値があることで、
文字を書いただけで「あなたは知識人ですね」と言ってもらえる。
実際のところ、人間にとって一番大切なのは、やはり家庭教育だと思う。
日本語を教えている中国人の後輩が昨日覚えた言葉。
「つるつる」
本日一緒に外出した際に、たくさん「光頭」の人たちがいたので、
「ほら、あれがつるつるだよ」と教えたら、
「あ、ここにもあそこにも、つるつるがいる!」と大喜びし、
「つるつる」は、常用詞(よく使う単語)に分類されることになった。
外国語を教えるときには、演技力が問われると思う。
「ふらふら」「にやにや」「ひりひり」など、
五十音の発音練習で出てくる言葉には擬態語が多く、
これらの意味を説明するには、私の中国語力は足りず、
「ふらふら」「にやにや」は、
「こんな状況下でね」と前置きして演技することになる。
「ひりひり」に至っては、非常に難しい。
これは、演技をもってしても、伝わらなかったと思う。
日に焼けたら肌がひりひりするでしょ。
ころんですりむいたら、ひりひりするでしょ。
これはね、火傷の痛さを表現するんだよ、と言っても、
なかなか感覚までは伝わらない。
こういうとき、お笑いの人たちの伝達力は、本当に素晴らしいと思う。
今日は、幼い頃、母が私に文字を教えてくれたときのことを思い出した。
背筋を伸ばして、心をこめて、丁寧に書きなさい。
書き順は字の命。
文字にも命があって、私たちは文字の命をかりて、気持ちを伝えるのよ。
これが母の口癖だった。
おかげで、私は比較的、字がきれいだと言われるようになり、
そしていま、とても助かっている。
中国で、文字を美しく書けることは、たいへん価値があることで、
文字を書いただけで「あなたは知識人ですね」と言ってもらえる。
実際のところ、人間にとって一番大切なのは、やはり家庭教育だと思う。