ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

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2013-08-14 00:31:27 | Weblog
今朝、同僚の中国人に相談した。
彼女は、中国の有名大学を出ていて、みんなも一目置いているし、
私から見ても、部下からの信頼が厚い。
しかも、ものすごく日本語が上手だし、
今の会社の前は、日本の大手企業に勤めていた。

聞いた内容はこんなこと。
私の部下の90后新卒は、私が何か仕事上で指示をすると「行(xing2)」と回答する。
私の理解では「行」は「いいわ」くらいの意味で、
友だち同士や、自分のほうが立場が上で許可を出すときに使う言葉だったと思う。
だから、私からの仕事の指示に対する返答は「知道了(わかりました)」が
普通だと思うんだけど、どうなんだろうか?と。

同僚いわく、私の理解は正しいと。
そして「最近の若い子たち」は、家庭でも学校でも、
他人を尊重したり、目上の人に敬意を払うことをまったく教わらないから、
そういう失礼な言葉遣いを、知らずに使う。
彼女たちも、教わってないから知らないだけで、悪気はない。
これは、中国のあらゆるところで、問題視されている現象だ、と。

では、どのように本人に注意したらいいのだろう。
私は日本人だから、ちゃんと教えられる自信がない、と言ったら、
冗談のように言うか、2人きりのときに言うのがいいとのアドバイス。
はっきり言うと、他人から注意された経験が少ない若い人は、
ショックを受けすぎるから、と。

なるほど、と思った。
が、その間合いが、やっぱり私にはわからない。

午後、同じ部署の他の中国人スタッフが、90后新卒に仕事を説明していたとき、
新卒さんは友だち同士のような受け答えをしていたので、
「ねえねえ、2人の会話を聞いていると、あなたのほうがリーダーみたいだね。
 ちょっとだけでいいから、もう少し話し方に注意してね」と、
結局、単刀直入に言ってしまった。

その後、少しフォローはしておいたけれど、大丈夫かな。
表面上は、いちおう新卒さん本人も、
「意識していなかったので、これから改めます」との返事だったので、
なんとかなったような気はするんだけど。

でも、明日の朝、来なかったりして。
中国はあり得るからなあ。