ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

2013-08-21 23:59:38 | Weblog
昨日の朝、通勤バスに乗ったら、上海人の夫婦が大声で話していた。
おっちゃんは前のほうの席、おばちゃんは後ろのほうの席、
とにかく大声で大論争している。

私は運悪く、おっちゃんの隣の席にすわった。
っていうか、夫婦なら、隣に座れよ。

で、上海語でわんわんしゃべっており、
近くのおっさんもニヤニヤ顔で話を聞いている。

私も上海に来て、丸2年以上。
数分すると、だいたい聞き取れてしまった。

どうやら先日あった上海の株価の混乱で影響を受けた知り合いの話、
そして、本当のところ、株は将来性があるのか、
やっぱり金だろうけど、金も現物を持っているのでなければ株と同じことだし、
金は重いからかき集めて逃げることはできない、と。

かき集めるところなんて、わざわざ立ち上がって、
床をさらうような動作を何度も繰り返し、
迫真の演技で、金は重い、ということを表現していた。
いったい何キロ分、買うつもりなんだよ。

つまり、朝から、いかに楽にお金を儲けるか、という大論争だった。

その後、夏風邪で声がガラガラの他のおっちゃんも論戦に参加し、
それはもう、バスの車内中、すごい大音響で上海語が炸裂することになった。

なんかこう・・・、お祓いに行きたい気分だ。

今日の夕方、中国人の同僚が「ねえねえ、後輩に日本語を教えてるの?
それってタダ? いいな~」と声をかけてきた。

まず最初に反応するポイントが学費かい。
ええ、私もお金は好きですよ。少ないよりは多いほうがいいです。もちろん。

でも、会話の最初にお金の話が出ると、
なんでこう、薄汚れたような気分になるんだろう。