外でツクツクボウシが鳴いている。
9月も後半なのに、セミも頑張る。
セミの寿命は1週間というから、
いま鳴いているセミは先週、土から出てきたのだろう。
もし、この時期、一気に気温が下がり、
土から出てこられなかったら、彼らは来年の夏まで待つのだろうか。
よい風が流れる部屋で、
『ダライ・ラマ「語る」』(ダライ・ラマ、相馬勝著)を読んだ。
相馬氏の長年のインタビューや取材の成果を凝縮した一冊だ。
ダライ・ラマは、これまでに最も感銘を受けた政治家は毛沢東、と答える。
常に率直に語るダライ・ラマの言葉には、
その背景に、ものすごい量の思考と分析、客観性があるから、
こちらも素直に受け止めることができるのだろうと思う。
見栄も自己顕示欲もない。
ダライ・ラマは、21世紀は「対話の世紀」としていくべきだという。
相手のすべてを否定したり、力で屈服させたりするのではなく、
話し合いによって、お互いを理解し、尊重し、共存していくべきだと。
確かにそうだと思うけど、
自分の心を振り返ってみても、なかなかそれは難しい。
だからこそ、そう言いつづけてくれる人がいてくれると、
こんな私でも、少しずつ頑張れるような気がする。
チベットの文化や宗教が、ちゃんと継承されていくことを望むのは、
中国共産党に弾圧されていてかわいそうだからなのではなくて、
私自身のために、近くにいてほしいからだ。
9月も後半なのに、セミも頑張る。
セミの寿命は1週間というから、
いま鳴いているセミは先週、土から出てきたのだろう。
もし、この時期、一気に気温が下がり、
土から出てこられなかったら、彼らは来年の夏まで待つのだろうか。
よい風が流れる部屋で、
『ダライ・ラマ「語る」』(ダライ・ラマ、相馬勝著)を読んだ。
相馬氏の長年のインタビューや取材の成果を凝縮した一冊だ。
ダライ・ラマは、これまでに最も感銘を受けた政治家は毛沢東、と答える。
常に率直に語るダライ・ラマの言葉には、
その背景に、ものすごい量の思考と分析、客観性があるから、
こちらも素直に受け止めることができるのだろうと思う。
見栄も自己顕示欲もない。
ダライ・ラマは、21世紀は「対話の世紀」としていくべきだという。
相手のすべてを否定したり、力で屈服させたりするのではなく、
話し合いによって、お互いを理解し、尊重し、共存していくべきだと。
確かにそうだと思うけど、
自分の心を振り返ってみても、なかなかそれは難しい。
だからこそ、そう言いつづけてくれる人がいてくれると、
こんな私でも、少しずつ頑張れるような気がする。
チベットの文化や宗教が、ちゃんと継承されていくことを望むのは、
中国共産党に弾圧されていてかわいそうだからなのではなくて、
私自身のために、近くにいてほしいからだ。