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我が家には、30年近く前に、日本橋三越で買った、カルメンシータというブランドのエスプレッソマシーンがある。マシーンといっても、お店にあるような大掛かりが機械ではなく、水をためる下の層と、コーヒーの粉を入れるジョウロようなもの、それとネジ式に止める上部構造という簡単なものである。
これに、先ほどの豆香房で買った、エスプレッソ用の深炒り極細挽きのコーヒーをいれて、上部をねじ込んで、ガスに掛ければ、1~2分でおいしいエスプレッソの出来上がり。
ゴム製のパッキンを一度も交換していなかったので、(30年近く)交換部品を売っているかなとグーグルで調べたら、ありました。というよりこのカルメンシータが何も変らずに販売されていることに、ショックを受けました。イタリア製で確かに完成されたかっちではあるけれど、30年間寸分たがわず同じ製品を作り続けるイタリアの職人魂というか企業家精神というか、大したものです。
イタリアンデザインというとなにか気をてらったものが多いように感じてしまいますが、それが完全な誤解であることが解りました。
おそるべしイタリアンデザイン。
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