豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

卒業式の歌

2006年03月01日 | Weblog
今日は、高校の卒業式が数多く行われたそうです。

私自身の記憶をたどると、そのときに歌った歌は、当時の定番「仰げば尊し」。
この歌も良い歌ですが、このごろは、これ以外にも本当に様々な歌が歌われています。
その中でも一番の人気曲がこの「旅立ちの日に」なのだそうです。


「旅立ちの日に」     
小嶋 登:作詞 坂本浩美:作曲 松井孝夫:編曲

白い光の中に 山なみは萌えて
遥かな空の果てまでも 君はとび立つ
限り無く青い空に 心ふるわせ
自由を駆ける鳥よ ふり返ることもせず

勇気を翼にこめて希望の風にのり
このひろい大空に夢をたくして


懐かしい友の声 ふとよみがえる
意味もないいさかいに 泣いたあのとき
心かよったうれしさに 抱き合った日よ
みんなすぎたけれど 思いで強く抱いて

勇気を翼にこめて 希望の風にのり
この広い大空に夢をたくして

いま別れのとき
飛び立とう未来信じて
弾む若い力信じて
このひろい
このひろいおおぞらに

いま別れのとき
飛び立とう未来信じて
弾む若い力信じて
このひろい
このひろいおおぞらに


この歌は、栃木県のある中学校の校長先生が作詞し、音楽の先生がその詩にメロディをつけて誕生しました。
市内を囲む山々を眺めていたら自然に言葉が出てきて、その歌詞を託された音楽の先生もまたスムーズにメロディが浮かんできたのだそうです。
巧まずして生まれた素直な輝きが感じられるのもそういう背景からなのでしょうか。
この歌は、先生方からの卒業生へのはなむけとして、まず、その学校の卒業式で披露されました。それが評判を呼び、近隣の学校に伝わって行きとうとう今のような全国区になったようです。
この経緯は、一昨年放送された情報番組で紹介され去年DVD化されたり本にもなっています。

私がこの曲を知ったのは、上の娘の中学の卒業式でした。
きれいなメロディに素直な詩が好感の持てる、清清しい歌だと思いました。
伸びやかに羽ばたいていく姿が想像できる、若い門出に相応しい素敵な歌。

うれしい春の便りが届いてくるこの時期に、広い世界に飛び立つ若い方々に祝福とともにお贈りしたいと思います。