豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

ウサオ

2006年03月27日 | Weblog
三家族が集まるのは、お正月以来。

父の歳祝いの席は、甥っ子のウサオの送別会を兼ねた集まりともなりました。
四月から大学生になる彼は、まもなく学校のある地に旅立っていきます。

二人姉妹の私たちは、歳をとってからはとても仲良しです。
小さい頃は、まずは腕力で私が優勢。ずっとお姉さん風を吹かせていましたが、最近は見聞を広めた妹にいろいろ教わることも多く、「老いては妹に従え」と言う状況です。

妹の子どもはウサオと5つ違いの羊子の二人。うちの虎子と竜子に比べると、干支も対照的な穏やかな兄妹です。四人は、いとこ同士というよりは四人きょうだいのように育ちました。
ウサオがお漏らししたときは、虎子がはいていたパンツを融通したり・・。
暮れの餅つきは、彼らの大好きなイベントでしたが、今では、その担い手ともなりました。今年の餅つきはどうなるのでしょう。
帰ってくるとは言っていますが・・・。

この三家族で旅をした時のこと。
とある宿で、部屋の変更を打診されました。
観光シーズンで部屋数の確保をしなくてはならなかったのでしょう。私たちの三部屋対一部屋の交換トレードです。対象となった部屋は、数室を備えた和風スウィートとも言うべき立派なお部屋。なんと、王監督も泊まられたことがあるという由緒あるお部屋でした。
一も二もなく申し出に応じた私たちは、その部屋のあまりの素晴らしさに狂喜乱舞?遊びたい盛り、ふざけたい盛りの子どもたちも、広々とした空間にそれはもうおおはしゃぎです。頼むから障子やふすまに狼藉を働かないで・・と祈る私たち姉妹の願いは上滑り。翌朝、目にした障子の穴に冷や汗が吹き出しました。

しかしながら、この障子の穴疑惑は、彼らの父親にも十分嫌疑がかけられるので、いまだ実行犯の特定はなされてはおりません・・。
ともかく、ゆったりとしたしつらいの素敵なお部屋は、王さん初め各界の一流の方々のオフタイムの一端を垣間見させてもくれました。
すっかり忘れていたこの出来事を、とりとめのない語らいの中で久しぶりに思い出しました。

地元を離れていくウサオ。
寂しいと思うのはこちらだけだと思うけど、どうか元気で。いろんな経験をいっぱいしてね。
あごから首にかけた線に青年の香りを漂わせて来たウサオに、ちょっと戸惑いも感じる伯母です。
お父さん、お母さんにも心配かけないように。

伯母さんは、心配だから時々監視にいくことにしましょう。
そのついでに良い舞台があれば、それを観る事はやぶさかではありません・・・。