豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

伝説のおばちゃん

2006年03月30日 | Weblog
最終週も残り少なくなった組長生活。
午前中は次期組長に、資料一式を届けに行きました。
最後の配布物や会計報告などの回覧をしかるべき所に届けて、一安心。
今日と明日を無事過ごすと町内会のお役目は一応終了です。


ここの自治会(=町内会)は、学区でもけっこう行事の多いことで有名です。
なかでも4月下旬の町内運動会は、役員になって初めて迎える一大行事。これは、前組長も手伝うので、運動会が終わると本当に晴れてお役ご免となります。

時に過去の遺物的扱いをされる自治会ですが、ここに来て、見直されるようにもなって気ました。相変わらず、必要性だけは声高に叫ばれながら、加入率は年々低下していくという傾向は変わりません。しかし、相次ぐ災害、そして物騒な事件。隣近所の繋がりはやはりないよりあったほうがよく、ましてや広島は去年悲惨な事件があったせいもあり、地域ぐるみの防災・防犯に力を入れようという動きが活発化しています。行政が自治会をその下部組織として取り込もうという動きも顕著になりました。それ用の書類を提出するために時間を割かれ、本来の町内会の活動にも支障を来たしている実態もあるようです。確かに、便利な組織ではありますが、それを都合よく行政組織の簡素化に利用しようという姿勢ははなはだ疑問です。
災害があったとき、町内会に加入していない人にはお弁当が行き渡らないということは,万が一にもあってはならないことです。加入の否応は個人の自由であるべきですから。去年、区全体の防犯組織を立ち上げる際に用意された数千万円の予算が今年はいきなりゼロにカットされたとか。自分のことは自分で守るということからすれば、ボランティアのパトロールに予算をつけることは本来の姿ではないのかもしれません。しかし、果たしてそのような覚悟がいきなり育つものなのか・・。個々の資質に期待しすぎ、頼りすぎという気もします。といって、なにが出来るわけでもないけれど。

さて、目下、私の頭を悩ませているのは来年成人式を迎える娘、虎子の「振袖問題」。半端でない出費になるので、熟慮が必要です。借りるか、買うか。それとも塾長さんの娘さんのように母の晴れ着を仕立て直すか?もう数回いろんなところに出かけて思案して来ました。
今日は、仕事帰りに待ち合わせして、某呉服屋さんへ。
私の成人式の着物を見てもらいに行きました。結果は、虎子には不適当。体型がちがっておりました。前がうまく合わないのです。ワタクシってほんとーに細かったのよ~。でも竜子には大丈夫そうなので、とりあえず仕立て直しの見積もりを出してもらうことにしました。

帰りのデパ地下。
ここは、7時30分からタイムサービスが始まります。たいていは30%オフ。
そこに、私たち親子が伝説のおばちゃんと呼ぶ販売員さんがいます。
歳の頃は60代半ばくらい。李礼仙さん似の美人系のおばちゃんは「鶏ごぼうの南蛮」をメインとするワゴン売り場のベテランです。彼女の前はいつも人だかり!おばちゃんは、山盛りになっている鶏ごぼうの中から、その時一番美味しそうなのを選びながら取ってくれるんです。ああ、あの固まりが美味しそうだなあ・・と思うと、ちゃんとそれをパックの中に入れてくれるのです。それはもうすごい技!



今日は、何故か中華コーナーの担当でした。「ショウロンポウが安くなってるよ~」と声を掛けられ彼女のもとへ。ショウロンポウ735円⇒500円!黒豚シューマイ1260円⇒700円。合計で1200円でいいよって言われて手を打ちました。お財布には5000円札と150円。虎子、100円貸して!って、5000円札と200円をおばちゃんに渡すと、200円はいいよって、そっと返してくれました。なんていい人なの~!