豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

やる気のない時

2006年06月01日 | Weblog
とりあえず、今日はやる気が出ないだろうなという日の朝。

寸胴鍋(いやな響き・・)に水をたっぷり張って、骨付きもも肉を落とす。一本か二本。一緒にニンニク、しょうが、ねぎの端っこ、なつめ、しいたけ、その他そのあたりに存在している乾物を投入する。紹興酒か日本酒か焼酎かそういうものも適当に加える。あくが出たらすくっても良いし、知らんぷりしても良いし。(なぜか鶏のもも肉が買い置いてあるところが謎ですが。)

1時間くらい煮ると全体が融合してなんとなくそれなりのものができるので、朝はそこでストップ。余熱でさらに良い感じになることを命じておきます。

夕方、予想通りやる気のない気分で帰宅したら、中身を引き上げ、具にするものは適当に刻んで戻し、鶏肉は割いてスープの実にしたり、何かと炒めたり。クコの実を加えて、なんとなく滋養たっぷり感を出します。好きに味付けして、気が向いたら白髪ねぎを添えます。

少しやる気があるときは、じゃがいもを四角に切って、しばらくそのスープで煮て、小口ねぎをいっぱい散らして実だくさんのスープにしたり。これには七味をふると美味しいですね。

この料理の良いところは、なにげに手がかかっている感が演出できること。
家族には、母のやる気のない感を悟られることはありません。
むしろ、絶賛。

短時間で手早く料理をするという本は、結構たくさんあるけれど、やる気のないときにする料理の本というのは、おそらく見たことがありません。
先鞭を付けるのはかっこいいのか悪いのか。
どなたかそういう本、出してくださらないでしょうか。

スーパーの惣菜コーナーに行けば、おかずはたくさん並んでいるので、別にやる気のないときに料理をする必要もない今日この頃ではあります。

でも、何か作ったりもしたいという微妙な心理をわかって、・・・欲しい。

そういえば、もうひとつ、鶏の手羽もとの梅酒の梅煮という必殺技もありましたね。
結構、そういう系、豊富かもしれません。