豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

フライトプラン

2006年06月13日 | Weblog
借りてきたDVDを久々に見ました。
ジョディ・フォスター主演の「フライトプラン」。

飛行中の飛行機の中で、手元からいなくなった娘を必死で探す母親が彼女。

好きな女優さんなのですが、子役の頃はどうも苦手で、しかも大人になってからの作品は、重いテーマが多くてなんとなく敬遠していました。
観たのは、「パニックルーム」、「ジャック・サマースビー」、「コンタクト」そして、この「フライトプラン」だけです。

ほとんどがロマンスとはほど遠い作品。対する相手に一人で立ち向かっていく姿が素敵なのだけど、やりすぎでしょうっていうくらいに迫力があります。
「パニックルーム」も、「フライトプラン」も、娘を守る母親を鬼気迫る表情で演じていました。
設定がかなりかぶる役柄を敢えて選んで、彼女は何を伝えようとしているのでしょう。

「ジャック・サマースビー」は、中ではちょっと異色で、リチャード・ギアといい感じにもなるのですが、結局、幸せになることなく筋を通し切っちゃったですね。
この作品の彼女は、きれいでしたね。

けして美しくないわけではないのに、そういう表情はめったに見せません。美しく撮られることは彼女の中では重要なポイントではないようです。ただただ、必死の形相で追い詰められた人間の究極の表情を追求しておられます。かっこいい・・。

今回の「フライト・プラン」での彼女は、航空機のエンジニア。事件の起きた飛行機については熟知していると言う設定です。だからこそ、機内を縦横無尽に駆け巡って、いなくなった娘を捜索できるのですが、自分の好都合な状況を作るべく、なんと機械室の配線ボックスを開けてそのうちの数本を見事に断ち切ってしまいました。
いくらなんでも大胆ですね。だって、飛んでる飛行機です。
いくら自信があっても、まず、躊躇するでしょう。


振り返って、私はどうなのか、飛んでいる飛行機の中で彼女がしたことと同じことができるでしょうか。切断するべきケーブルを瞬時に見分けることが出来るのか。携わっている事柄を把握するのに、甘くないでしょうか。
守備範囲の全てをせめて理解してみたいと言う気持ちすら放棄しているのかもしれないですね。