豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

二連敗

2007年06月09日 | Weblog
 シーズン終了後に、ソフトバンクホークスが優勝していたら、その転換点になったのが、昨日と今日だと言っても良いのではないでしょうか・・・。
そんな二試合でした。

 まずは、昨日の試合。
昼間の穏やかさと打って変わり、夕方は荒れ模様となりました。黒い雲が低く垂れ込み、大粒の雨が地面を叩き、雷もかなり激しく鳴っています。

 交流戦の後半戦初日となる昨日。
雨が予想される中、半ば強引に始っていた試合は、コールドゲームも予想されるようなコンディションの中で、粛々と進んでいきました。
普通だったら、即雨天中止と言う状況です。
選手はともかく、観客席も濡れそぼりながら傘の中で肩を寄せ合って観戦するお客さんが大勢残ったままです。その様子にも驚きでした。

 3点リードのカープ。5回を終われば、コールドで久々の勝ちが手に入ると、守勢に転じた次の瞬間、形勢は逆転。あれよあれよと言う間に点差は詰められ試合は続行、嫌な雰囲気の中でテレビ中継は終了。引き続いて聞いていたラジオで負けを知りました。
この試合は、怪我で一軍を退いていたソフトバンクの川崎宗則選手が二ヶ月ぶりに一軍に復帰しスタメン出場した試合です。まるで、その復活をお祝いするような展開となりました。川崎選手は、ヒットこそ出ませんでしたが、力のこもったスイング、守備でのファインプレーなど、存在感溢れる姿を見せてくれました。テレビの画面を通してもわかるその気迫が、続くバッターの闘志を奮い立たせ、勝利をもぎ取ったように思えました。なにより、激しい雨の中でも、とても楽しそうに守備につく姿。内野にボールを回す姿は、全身から嬉しさがにじみ出ているようでした。
良い選手ですね・・。

 昨日は、そういうわけで、勝ちを譲りました・・・。が、今日こそは!

 対ソフトバンクの地元での二戦目。
市民球場に出かけてきました。
今日は、デーゲームです。一塁側だと、こんがり真っ黒になりそうなので、日差しを避けてあえての三塁側。ほとんど外野に近い内野席に陣取りました。前はホークスファンのお姉さま方。しっかりプラカードも準備されていました。ブック形式のめくれるボードです。なるほど、便利です。そうなっていたのね。でも、メインは川崎選手のご様子。で、隣はその川崎宗リン。(がんばれ~


 今日もカープが先制です。
いい感じに、回が進み、今日は勝ちムード。
先発の黒田投手も調子は良さそう。7回の攻撃前には、満員のスタンドが風船で赤く染まりました。


 しかしながら、空に舞った風船とともに、飛んでいった勝利・・・。
迎えたピンチに、マウンドに集まる選手。


次の瞬間、2ストライクからまさかの、まさかの・・・。
松中選手、3ランって気持ち良かったでしょうねえ(涙)。

 雷鳴とどろく中で手にした昨日の勝利。
横綱相撲のような今日の勝利。
カープと同じように連敗中だったソフトバンクにとっては、これからの展開に明るい兆しを感じた二試合だったのではないでしょうか。


 かなりお痩せになった王監督のお姿は、胸に迫るものもありました(帽子だけでごめんなさい)が、やはり周囲を制するオーラに満ちた存在でした。(お役に立てて、何故か嬉しい・・。あら?)
肩にアイシングしながら、ポンチョのようなものを羽織って退場する川崎選手。もう怪我しないで、どんどん活躍してくださいね。
日本シリーズで、またお会いしましょう!!


武士の一分

2007年06月08日 | Weblog
 映画館で見逃してしまって残念だった木村拓哉さん主演の「武士の一分」を見ました。
夕方から数時間、一人で過ごすことになった昨日、片づけをさっと済ませて、お風呂にも入って、ゆっくり鑑賞いたしました。

 かなり長い間映画館で上映されていましたし、評判も良かったということなので、安心して見始めましたが、期待にたがわぬ作品でした。
山田監督の映画だったと思います。
完成披露や試写会で、監督とともに主演のお二人がテレビ出演されているときには、役者さん個人に注目が集まり、いまひとつ映画の内容と結びつかなかったのですが、本編を見ると、これは紛れもなく監督が作り上げた世界が描かれていると思いました。
いわゆるキムタクをフューチャーした映画ではなく、確かに木村拓哉という役者さんが、片田舎の一人の武士を演じていました。

 壇れいさん、宝塚出身と言うこの女優さんが実はなんとなく苦手でした。ノーブル過ぎるお顔立ち。単なるお姫様なのかなというイメージ。
でも、彼女はスクリーンの中では、本当に下級武士の妻と言う役割をきちんと把握されていました。選択されたアングルも彼女の整いすぎた美しさを際立たせることはあえてしないで、伏せ目がちの美しさを追っていたように思いました。
木村拓哉さんは、武士の末席に連なり、さしてやりがいのあるとは思えない役職についているしかない定めの下級武士をそのように演じておられました。かっこいいキムタクは、封印。垢抜けないけど、どこか飄々として可笑みもある人物に見えましたが、これがなかなか良いのでした。壇れいさんとの相性も良かったと思います。映画を見終わって、いつか彼女に好感を持っていました。

 毒見役の夫が毒にあたり、失明してしまう。それだけでなく、夫の上司に弱みに付け込まれて篭絡されてしまうという悲惨な運命。それに、反応しすぎることもなく、悲嘆にくれすぎることもなく、淡々と過ごしているように見える強さが好きでした。

 主演の二人にも増して心惹かれたのが、木村拓哉家に仕える中間役の笹野高史さん。いまや、この方から目が離せません。かねてから演技力には定評があり、脇役としては欠かせない方でしたが,このところの大活躍は本当に嬉しい限りです。出演作を一つ一つたどっていきたいくらいです。失礼ながら、随分なお歳だと思っていましたが、ちょうど10歳違いだと言うことにびっくりさせられました。黄色いポルシェにピアスって言う噂は本当なのでしょうか。それも素敵ですけど。

 そして、もうお一方。以前見た「隠し剣 鬼の爪」では、悪者の家老役だった緒方拳さん。今回は剣の達人の道場主の役でした。ひたすら悪い役の緒方さんは見たくなかったのですが、このたびは、果し合いに臨む主人公に稽古をつける頼もしい役でした。やっぱり、緒方拳さんはこうでなくちゃ。
師匠が与えた一言、「必死即ち生くる也」。覚悟のあるいい言葉でした。

しみじみ味わうことが出来て、良い時間を過ごせたこともうれしかったです。 
三部作の残りの一つ「たそがれ清兵衛」も見てみたくなりました。

2007年06月07日 | Weblog
 義母が参考にしてねと貸してくれた農作業の本は、雑草とともに共生する栽培の仕方が紹介されていました。お義母さん、お世話かけますねぇ・・・。
すっかり気が楽になって、少しずついろいろ植えてみました。
今のところ、とりあえず、枯れていません。

 異様に元気なとうもろこし。何かを拠り所にしたくてもだえ苦しんでいたトマト。つっかい棒を立てたら安心した様子。こちらも不安げな面持ちのきゅうり。ネットをかけてなだめてやりました。


過酷な運命を察知して、早めに花をつけたのかも?
夏を通り越して、咲いているコスモス。


 いきなり地面近くから花をつけたナス。このまま実がなると、土に埋まりそう。里芋の赤ちゃん。今、こんな状態で七夕に間に合うのか、心配。これで完成ではありません。これから黄色くなる予定のカラーピーマン。


 ご無事を祈ります。

幸せ

2007年06月06日 | Weblog

 もうこの歳になると、365日のうちの一日だけにしかならないのかもしれないけれど、自分の生まれた日を気にしてくれる人がいるということは、とても幸せなことです。


 特に何もない日でしたが、一日中、ほのぼのとしていました。
もうすぐ大台に乗ると言う実感も言うほどなく、行く末への大きな目標もなく淡々と過ごしていく毎日。
これで充分です。
でも、身体の柔軟さは確実に衰えている気配はなんとなく実感。
心身ともにストレッチを意識的に行う必要があるのかもしれません。自分の心に素直に、でも、あまり人に迷惑をかけないよう、これからも元気に過ごして行きたいです。


ありがとう

見つけた!

2007年06月05日 | Weblog
ちょっと立ち寄った畑で、視線の端をよぎったある感覚・・・。
これは、きっと!と感じた予感は的中。

久しぶりに四葉のクローバーを発見しました。


周りを見渡すと、隣にも。


四葉になりやすい種類の種がそのあたりで芽吹いたのでしょうか。
合計5本見つけました。
一本は、まだひ弱だったので残してきました。
大きくなって帰って来いよ~(って魚じゃないですね)。

分厚い野生時代に挟んで、ただいま押し葉を製作中です。

風蘭

2007年06月04日 | Weblog
優雅な名前と、その香りの妙なることを聞いて、憧れていた風蘭。
身代を傾けるほどにのめり込むこともあるという植物を発見したのは、春の農協でした。
栽培品種と断ってありましたが、お値段も格安の数百円。
これくらいなら手に入れられると、一鉢残っていたのを買ってきました。


なにより、水遣りは一週間に一度でよいとの育てやすさ。
遣りすぎは禁物。寝腐れしてしまうと言う、私向きの性質です。ミズゴケがからからに乾いて、鉢全体が軽くなるほどの過酷な運命にさらしてしまったのにもかかわらず、枯れもせず生き延びてきました。

その健気な風蘭に、このたび、(たぶん!)つぼみが付きました。
台所のカウンターで毎日見ていたはずなのに、気が付かないものですね。



どうか、このまま膨らんで無事に花が咲きますように!
どんな香りがするのか、とても楽しみです。

らっきょう

2007年06月03日 | Weblog
 元は田んぼだったところに植えてあるらっきょう。例年だと見て無ぬ振り。どこからか漬けたのを瓶ごとちゃっかり頂くのを旨としていましたが、今年はどういうわけか、肩を押された気がして、掘ってきてしまいました。
可能な限り最小限。三株ほどです。



 早慶戦の後半を見ながら、処理しました。正味600グラムとなりました。
(おっとり刀ではなく)泥縄でらっきょう酢も買ってきました。

 確か、熱湯にくぐらせるはず。らっきょう酢のラベルに紹介してある漬け方もそうでしたので、熱湯に二十秒ばかり入浴させました。
すぐに出して熱をとって空き瓶に入れて、らっきょう酢を投入しておしまい。
割れながら大雑把。



 最初に塩で漬け込む方法もあるようです。なかなか奥が深いですね。
家の中は、らっきょうの匂いに満ちるかと思いましたが、そうでもありませんでした。でも、私自身はらっきょうの化身みたいです。
出来ればもう少し漬けておくと長く楽しめるのですが・・・根気が続かないかも?


【訂正とお詫び】

「割れながら」=「我ながら」
ひょっとして、割れてるのかも・・・。

割れる?

2007年06月02日 | Weblog
今日の新聞。後ろからめくると、なんとなく普段とは雰囲気が違いました。
枠の中に小さな文字がびっしりと書き込まれた公告がたくさん掲載されています。
メーカー数社による、輸入した原材料に危険なものがあったというお詫びとその回収に関するお知らせでした。私にはおそらく関係ないことだと、他の記事に目を移そうとしたときに、見たことのある絵に目が留まりました。


某ガラス製品メーカーの「果実種びん自主回収のお詫びとお知らせ」です。
びんを使用していると「割れ」が発生することが判明したので、該当のびんを自主回収し新しいものと交換したいという申し出です。今現在使っている人は、その使用を中止し案内してあるサービスセンターに知らせて欲しいと書いてあり、対象となる製品の製造番号が記してありました。ふたに「検査済」のシールが貼ってあるものは対象外なので、続いて使用してもかまわないことが申し添えてありました。

先日漬けた梅酒のびん。これが、どうもそれに該当しそうです。
調べてみると、まさにその対象製品でした。検査済みのシールも貼ってありません。
検査しないで出荷してしまったのでしょうか?
どうしてそのようなことになったのか、その原因は記してありません。今現在どのくらいの割合でそのようなことが起こっているのでしょうか。詳しいことがわからないのも不安です。

使用を中止しようにも、入れ替えることの出来る大きな入れ物はすぐには調達できません。しばらくこのまま様子をみるしかないのです。6月中は、土・日も対応してもらえるようなので、明日にでも問い合わせをしてみましょう。どうかそれまで割れたりしませんように。

昨日

2007年06月01日 | Weblog
「ATOM」とお別れしてきました。

数日間に渡って行われる大都市の公演と違って、地方では一日限りの上演です。
この作品をここで行うのは最後です、という出演者の気持ちが伝わってくる舞台でした。
時間も流れも無駄なく削ぎ落とされた洗練された舞台。よどみなく進んでいくことが、おざなりではなく完成に向かう形として感じられたことが嬉しかったです。
何度も行われた公演とは思えない、観客からの惜しみない拍手も、舞台の彼らを励ましたような、そんな温かい舞台でした。

「ATOM」とは、THE CONVOY SHOWの代表的作品。北野武監督がそれまで三回泣いたうちの一つという冠付きの舞台です。20周年を記念して、昨年復活しました。そのアンコール上演が、地元で昨日行われたのです。
彼らを知ったのは、東海テレビ制作の「THE CONVOY SHOW 」という番組でした。これが、系列の地元局でも深夜放送されていて、何度か目にするうちに彼らから目が離せなくなったのでした。1997年のことです。その時期に行われていたのが、この「ATOM 」。区民文化センターという小さな会場でその当時行われた広島公演は、残念ながら見にいけませんでしたが、その二年後に「ATOM2」としてバージョンアップした作品を、食い入るように見つめたことを覚えています。1999年のことでした。

物語は、二部構成。一部では、真夜中に行われる詩人の会に乱入する謎の人物の探索が面白おかしく繰り広げられます。二部は、その詩人の会。各自が持ち寄った詩を、朗読だけではなく、伝える手段をいろいろに、様々な方法で表現していきます。
その基本をなしているのが、彼らの卓越したダンスの技術です。
もともと、大きなミュージカルのアンサンブル、すなわち主役を引き立てるその他大勢の集団に属していた彼ら。その確実な技だけで厳しい世界に居残ることを許されていたともいえる存在です。舞台の中心にいることが出来ない彼らがとった手段が、自分達で舞台を作るということでした。ですから、コンボイの舞台は誰もが主役で誰もが脇役。ダンスの時も歌の時も、集団のセンターが次々と入れ替わります。そして、観客の前でただ一人になり、自分だけでアピールする場所も与えられます。
出来ることはすべて見せて、なんとか舞台に存在していたい、そんな気迫が伝わるステージなのです。

その気迫は観客にも伝わり、見ていると熱くなります。例えではなく、本当に身体が燃えてきます。いうならば、出演者と観客の双方向性体脂肪燃焼系の舞台ですね。始まると三時間ノンストップ。トイレ休憩もないので、舞台の前は水分厳禁。朝から体調を整えます。明日は彼らに会える!という前日は、しだいに興奮してきて、夜もたいていは寝付けません。でも、けして居眠りなどはできないことが舞台上で繰り広げられるので、公演後はかなり体力を消耗します。体重も落ちます。しかし、体調はよくなり、次の日は目は輝き、お肌はつやつや。魔法にかけられた様にその後の数日はまことに気分良く過ごせます。・・・・なんてありがたいことでしょう。

昨日は、14番目の月を仰いで、月光浴をしながら帰りました。彼らの別の作品「タイムトンネル」は、月の上のステージでショウが行われると言う設定です。トンネルの先に、光っているのがその舞台。満月を見ているとそんなこともあるかなあと思えるから不思議です。

帰るととたんにお腹が空いて、美味しいふりかけに助けられて、お茶碗に四杯ご飯を食べてしまいました。ついでに、夕食代わりに買っていたパンも二つ食べました。満足、満足。
今は、ダイエットの谷間です。小さなことは、気にしない。
お腹は満腹、どっと襲ってきた睡魔。気が付くと朝でした。


翌朝、つまり今朝ですね。
日課だからしょうがないなあ・・と量ってみた体重ですが。
おお!
ええ?
最高に、減ってる!!!!????
うっそ~~~。

細胞が一つ一つ喜ぶと、代謝率ってあがるのでしょうか。
小さいことからコツコツと。
千里の道も一歩から。
信じられないことですが、今朝、ここ十ヶ月のうちの最軽量記録を達成いたしました。
感涙


ありがとう!「ATOM’06 アンコール公演」。
一つ一つ目に胸に焼き付けてきたよ。
来年は、新作ができるそうですね。
楽しみに楽しみに待っています。
その前に、ねずみさん抜きのミュージカル「RATS」もあるようです。
(その頃、ねずみさんは、草笛光子さんと「6週間のダンスレッスン」で全国公演中。なのに、題名で登場?)
東京公演しかないけれど、これは何とかしなくては!