
帝国からの亡命貴族の息子で、士官学校にはいかず軍戦科学校へ入学。卒業後に伍長から准尉まで昇進し第16幹部候補養成所に入所。
その後薔薇の騎士連隊に入隊し、陸戦のエキスパートとなる。ヴァンフリート4=2で連隊長のヴァーシャッフェが戦死したため代理として指揮をとる。後、第13代連隊長(大佐)となり、第6次イゼルローン要塞攻防戦では先々代の連隊長リューネブルクを葬る。
第13艦隊が結成され、イゼルローン要塞攻略作戦を行う際、ヤンにスカウトされ、薔薇の騎士連隊まるごと作戦に加わる。結果、イゼルローン要塞陥落の功を立てて准将に。アムリッツァ戦役後は要塞防御指揮官になり、連隊長の座はカスパー・リンツに譲る。
ヤンが退役するまでその下で活躍、バーミリオン会戦では政府の停戦命令がきたとき「司令官、お話があります」とヤンにラインハルトを撃つよう進言するが聞き入れられない。その後退役。
ヤンが政府に逮捕されると、フレデリカからその知らせを聞いたシェーンコップはヤンを救い、逆にレベロ、レンネンカンプを拉致してハイネセンから脱出。さらにイゼルローン再奪取作戦でも陸戦部隊の指揮をとり功をたてる。ヤンの死後、ユリアンを盛り立てるとともに、隠し子のカリンとの仲も徐々に修復していく。
最後はシヴァ星域の会戦でブリュンヒルトに乗り込み戦死する。
最初から最後までしゃれたセリフと無敵の強さが魅力のいい大人。笑うと「高貴な人食い虎」に見えると原作にあるが、これはOVAで見事に表現されていると思う。
ブリュンヒルトでの戦闘中にトマホークが背中に刺さったのを見て「負債を払う時がきた」というのもかっこいい。とにかく最後まで魅了してくれた。殺すにはあまりに惜しい男である。