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ゲーム攻略、読書感想文など。

読書感想文【空中ブランコ】

2004年08月24日 17時40分58秒 | 読書感想文
最近奥田英朗の『空中ブランコ』を読みました。実は結構前に実家から送られてきていたけど、ずっと忘れていた。

空中ブランコ

奥田英朗は『最悪』以来読んでいなかったのだが、コンスタントに面白い小説を書く作家であることは知っていたし、何よりも直木賞受賞作ということで、結構期待した。

で、これが期待をはるかに超える面白さ。とりあえず簡単にストーリーを書いてみよう。

神経科医伊良部一朗は変人の部類に入るような型破りの医者。患者が来ると、話をまじめに聞いているんだか、いないんだかわからない態度をとるので(茶化すようなことばかり言う)、患者たちはこんな医者あてになるかよ、と思うのだが気が付くと伊良部のペースに巻き込まれていて、最後はいい感じに解決する。というパターンの連作短編集。

表題作の「空中ブランコ」はサーカス団でも古株の男が、空中ブランコで何度やっても失敗するようになる。周囲の団員にもだんだん打ち解けられなくなったりしてきた。はじめは原因がわからず、とりあえず伊良部のところに行くが、ビタミン注射を打つだけでたいした治療をしない。しかも伊良部が空中ブランコの話を面白がって、本番前のサーカスにやってきて勝手に空中ブランコの練習をはじめだした。それも毎日。
周囲の団員はこの伊良部の愛嬌のある体型(ものすごい太っている)と人柄によって打ち解けて、積極的に彼の練習を手伝うようになり、ついには本番に出れるくらいにまで覚えさせた。
一方、原因は空中ブランコの新しいパートナーがわざと自分の時は失敗させてると考えた患者の方は決定的証拠を撮ろうと、妻にパートナーをビデオ撮影をさせた。ところが妻が撮ったのは演義中の患者。そしてそのビデオを見た患者は…

といった感じ。中学生でももっとまともだろうっていうくらいひどい文章だ…。
他には先端恐怖症のヤクザの話の「ハリネズミ」、義父のかつらが気になって仕方なく、いつかとんでもないことをしでかすんじゃないかと恐怖にかられる医者の話の「義父のヅラ」、ノーコンになったプロ野球選手の話の「ホットコーナー」、小説を書けなくなった小説家の話の「女流作家」がある。

銀英伝人物評47<ヨッフェン・フォン・レムシャイト>

2004年08月24日 15時16分00秒 | 銀英伝人物評
伯爵。フェザーン駐在高等弁務官。無能な人物ではないが、帝国貴族にありがちな秩序と伝統を守ること重んじる、貴族絶対主義者。
高等弁務官の就任はルビンスキーが自治領主になるのと同時なので本伝開始時点では就任5年目となる。ルビンスキーが黒狐と陰であだ名されてたのに対し、白狐とあだ名される。

リップシュタット戦役には参加していないが、すでに帝国内に居場所がないため、ルパート・ケッセルリンクの誘いに乗って皇帝誘拐および同盟への亡命をする。
同盟で銀河帝国正統政府を樹立させるが、この政府においては閣僚首座の国務尚書となる。ルパートには帝国宰相の兼任も勧められたが、宰相職になると、他の貴族の反感を買うだろうと計算し、結局首相として落ち着く。

だがこの政府はゴールデンバウム王朝の復興を標榜しながら、魂胆は自分たちの権益回復にある。したがって、閣僚たちは帝国軍が同盟に侵攻すると危機感がつのり、皇帝への忠誠より自己のエゴイズムが露呈してきた。結局レムシャイド伯は彼らをまとめることができず、最後まで皇帝への忠誠心を忘れなかったのはメルカッツだけだった。

帝国軍がハイネセンを襲撃し、同盟政府が降伏するとレムシャイド伯の邸はロイエンタール軍に囲まれたため毒をあおいで自殺した。

ちなみにフェザーンにある帝国の高等弁務官府は後にラインハルト夫妻の住居となりヴェルゼーデ仮皇宮。ヴェルゼーデは地名である。

【PCゲーム】銀河英雄伝説Ⅵの話その23

2004年08月24日 13時14分40秒 | 銀英伝ゲーム雑記
続いてアスターテのバリアントシナリオ「若き獅子たち」。これは帝国軍の編成が第4次ティアマト会戦と同じになったもの。つまりミッターマイヤー、ロイエンタール、メックリンガーがいるのだ。厳密に言うとメックリンガーは第4次ティアマト会戦でラインハルトの参謀だったので、彼が分艦隊を指揮しているのは違うが、とりあえずどうでもいい話だ。
プレイヤーにミッターマイヤーを選ぶ

帝国軍の陣形は鶴翼になっていて、中央にミッターマイヤー、右翼にロイエンタール、左翼にメックリンガー、後詰に本隊がいる。
開始してすぐに目の前の同盟軍第4艦隊を撃滅。メックリンガーはあまり役に立たないが、右翼と左翼がいい感じに敵の背後に回ってくれたため、あっさり包囲殲滅できた。

問題はここからで、まったく動かない総司令部と輸送艦を、味方が駆けつけるまでどう守るか。結論としては総司令部から見て輸送艦を中心に5時方向に布陣して第2艦隊の襲撃に備えた。第2艦隊が来る前に第6艦隊が2時方向から来るのはわかっていたが、そんなに強くないのでほうっておいても大丈夫だろう。

第2艦隊が来ると終始こちらがいい位置取りを確保し続けながら戦えたので苦戦せずに撃破。上の方では第6艦隊相手に味方がやや苦戦気味なので、助けに行ってあっさり終了。さすが疾風ウォルフ。


続いてドヴェルグ星域の会戦をやってみる。このシナリオは同盟と帝国が5個艦隊同士なのだが、同盟の方が1万5千隻ほど数が多い。しかもヤン、ビュコック、ウランフ、ボロディン、アル・サレムとベストメンバーが揃っているため有利。
以前にボロディンでプレイしたことがあるので今回はアル・サレムをプレイヤーにする。

開始してすぐ後悔した。アル・サレムは性格が「慎重」なのだ。このゲームは慎重の奴はまず使えない。しかも幕僚のモートンが「普通」。これもあまり使えない。

そこで基本方針として、極力敵の正面には立たないよう、うまく敵の背後に回りこんで戦うことにした。初期の同盟軍の陣列は画面下を全軍が向いている形で左からヤン、ウランフ、ビュコック、アル・サレム、ボロディンと並んでいる。そこであえてゆっくりと前進し、左右の味方に先に前に進んでもらって、自軍はあとから味方が討ちもらした敵を掃討しつつ安全な場所を常に確保することにした。

しばらくの間は敵が現れないので積極性がどんどん上がっていった。よしよし。
するとビッテンフェルト艦隊の最後尾についた。前方にはその1部隊だけ射程距離に入っているのでさっそく撃破。こちらの損害は0。そしたらなんと積極性が下がってしまったのだ。なんで被害を受けてないのに下がるんだよ。
そして次の部隊もらくらく撃破したがこちらも攻撃をくらった。被害はわずが10隻。たった10隻なのだが積極性がまた下がった。なんというか、、、使えなさ過ぎ。

そうしているうちに戦局は最終局面を迎えた。わが同盟軍第9艦隊はほとんど敵と戦火を交えることはなく、損傷率は2%。完全にこちらのコールドゲームになった。

それにしても慎重な奴は使えない。今度からは、完全に後方で待機させて決戦兵力にしたほうがいいな。

【PCゲーム】銀河英雄伝説Ⅵの話その22

2004年08月24日 12時06分12秒 | 銀英伝ゲーム雑記
人物評を書くのが疲れたのでゲーム雑記を。

今回は久々にアスターテをやってみる。
まずはヒストリカルシナリオ「永遠の夜の中で」。これは原作をそのまま再現したシナリオ。
プレイヤーはメルカッツを選択。

開始するとすぐ目の前に同盟軍第4艦隊がいるので、これを速攻で撃破。ところがこの時点で駆逐艦が弾切れしてしまったので、いったん総司令部の輸送艦の側まで動かす。面倒なことに輸送艦が総司令部(つまりラインハルトの部隊)にしか配備されていないので、いちいち補給に戻らないとならない。
で、補給が済んだら、次はどちらに行こうか総司令部の判断に委ねようと思ったらまったく動かない。
このゲームは総司令部をCPUが担当するとまったく動かないという、あほみたいな仕様のため、原作をまったく無視し、このまま敵艦隊がくるのを待ってしまうのだ。

すると自軍から見て2時方向から同盟軍第6艦隊が攻めてきたのでこれに応戦。といってもメルカッツ艦隊以外はまださっきの戦場でうろうろしているので、自分の艦隊だけで相手にしないとならなかった。当然数が全然違うので苦戦をしいられる。
しかも厄介なことに味方の輸送艦がいい的になってしまっている。輸送艦がなくても一応弾薬の補給はできるのだが時間がかかる。案の定輸送艦が撃沈した後は弾切れを起こしてしまい、駆逐艦はしばらく攻撃できなくなった。ちなみに巡航艦と戦艦は弾数無制限の武器があるため弾切れは起こさない。

なんとか第6艦隊を食い止めていると今度は5時方向から同盟軍第2艦隊が。この時には味方も駆けつけているのだが全然戦線が維持できない。しかも総旗艦ブリュンヒルトは敵が真後にいるにも関わらずまったく動かないのでどんどんダメージを蓄積している。しかもラインハルト自身が負傷しているし。困ったものだ。

どうにか第6艦隊を壊滅に追い込むが、第2艦隊を相手にするだけの戦力がもう残っていない。なかばやけくそで特攻。味方は総司令部だけしか残っておらず、完全に周りを囲まれてしまった。積極性を見るとヤンが異常に高くなっているため、まったく歯がたたない。
ついにメルカッツ艦隊が消滅。

残るは総司令部本隊だけになった。ところがこれが何気にいい戦いをしているのだ。無論ラインハルトとキルヒアイスの積極性が高くなっているからだが。

そして時間切れ。残存艦数は同盟軍の方が多いが、得点は帝国軍の方が上なので一応勝利ということになった。

今週のジャンプ【39号】

2004年08月24日 11時46分21秒 | 今週のジャンプ
デスノート・・・相変わらず読めない展開。2週間たって一気に死者がでたのはあらかじめライトが書いていたからだけど、この後どうなるんだ。わからん

ミスフル・・・最近低調気味だったけど、今週号の中では一番面白かった。棟梁のノリが良すぎ

ブリーチ・・・こういう話はあまり好きじゃない。なんか陳腐だな。というかルキア自体好きじゃないからな。ザラキは好きだからこいつの戦いメインでやってほしい

ジャガー・・・今週は久々に面白かったけど結局会計はどうなった?

リボーン・・・これも相変わらず面白い。あの家族はめちゃくちゃだけど。「大人になった」がツボにはまった。