10月3日に東京都内の明治公園でひらかれたイベント、
「No Nukes Festa~放射能をださないエネルギーへ」へいってきた。
JR千駄ヶ谷駅からあるくと、目に飛びこんできたのが、この垂れ幕。
公園内には無数のブースが出ていて、バザー会場みたいな感じ。
広島からのメッセージでつくった鳥も鮮やか。
オーガニックのラーメンやクレープを販売しているブース、
原子力政策に関する本や資料をあつかっているブース、
自然エネルギー設備の展示や説明をしているブースなどなど。
原発(計画)現地からの出店ブースでは
干しダコなどの海産物や、ラッキョウなどの農産物、
箸袋などの工芸品といった地元特産品を売っている。
まえから箸袋がほしかったので、わたしは
福井県小浜市でつくっている箸袋を購入(1000円)。
滋賀県長浜市でつくっている竹製の箸をいれると、こんな感じ。
ステージでは、さまざまな人の発言が。
社会民主党・党首で消費者・少子化担当相の福島瑞穂氏は
原発の耐震基準の見なおしをはじめ
現政権でもやれることは少なくないと話した。
(関連報道:
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091004AT3S0300Y03102009.html
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100301000454.html)
午後3時過ぎには明治公園からパレード(デモ)開始。
7000人集まったというから、これが結構すごかった。
まずは太鼓をメインとする音楽隊。楽しいリズムが充満する。
つづいて、全国から集まった人たちが歩きはじめる。
日本列島の南から北上するかたち。
この日の会場でぐうぜんお会いした
グリーン・アクションのアイリーン=スミスさんから、
「20年くらい前に珠洲にいったとき、
同行していたカリフォルニアの人が、帰りの電車で、
『この人たちすごい、珠洲の原発計画は絶対とまる』
と言ってたんですよ」という話をうかがった。
珠洲の人たちはすごいとわたしも思うが、
その人は、具体的にどこにすごさを感じたんだろう?
と思ったら、カリフォルニアから来たそのスピーカーが
話しおわっても、珠洲の人たちは周りをかこんで
「もっと話してくれ」といったんだとか。
その熱意・気迫がすごかったのだという。
かつて写真家ユージン=スミスさんとともに
水俣で写真をとったアイリーンさんに
忘れえぬ記憶をもたらした、人間の熱意や気迫。
それが秘める可能性を、あらためて認識させられる。
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