2011年2月21日(月)、中国電力が
瀬戸内海にうかぶハート形の祝島(いわいしま)沖に
土砂を落とした。
同社が建設しようとしている上関(かみのせき)原発の工事のため。
下の写真は、土砂を積んだ台船。
底がパカッと開いて、積んだ土砂がドサッと落ちるタイプ。
上の写真で、一番奥にみえるのが祝島。
土砂が落とされた直後、
濁った色が台船の周囲にひろがった。
こちらは、積んだ車から土砂を落とすタイプ。
中国電力は、
祝島の目の前の海を埋めたてて原発をたてようとやってくる。
「海を汚さないでください」
原発予定地の対岸・祝島に住む人々が船をはしらせ、
埋立海域へむかう台船と先導する中電の船にお願いと抗議をする。
「台船に近づくと危険です」
そういいつつ、10隻以上もの海上保安庁のゴムボートが
かけつけた祝島の船数隻をとりかこみ、台船の進行をうながす。
原発工事のために海を埋めたてようとする中電の台船とチャーター船、
海の安全をうたいながら中電の警備員と化した海上保安庁のゴムボート、
じぶんたちが生きる海を汚させまいとする祝島の船が、海上を駆け回る。
そのさまは、まるで海戦みたいだ。
中電は21日から2月24日まで連日、土砂をおとしていった。
原発予定地対岸にある祝島の船も連日、
海への土砂投下をやめてもらおうと、台船に駆けつける。
砂を落とす台船の数は、これまでのところ、日ごとに減っている。
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