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湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

愛のつうじないバレンタイン:上関町議選(山口)

2010-02-14 23:50:29 | 祝島沖・上関原発計画

中国電力の原発予定地・山口県上関(かみのせき)町では
2月14日(バレンタインだった…)に町議選の投開票がおこなわれた。
定数2減となったこんかいの結果は、
原発推進側は維持、批判側は1減となった。

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上関町議選 原発推進派9人、反対派3人当選(山口県)

  原発計画の是非を最大の争点とした
  上関町議会議員選挙は14日投票が行われ、開票の結果、
  推進派9人、反対派3人が当選した。
  前回の選挙より反対派が2議席減らす結果となった。

  上関町に原子力発電所の建設計画が浮上して28年目、
  原発の是非を問う7度目の町議選となった今回は
  前回より定数が2議席減り、定数12を推進派11人、
  反対派6人の合わせて17人が争う激しい選挙戦となった。

  開票の結果、推進派が9人当選したのに対し反対派は3人に留まり
  推進派が反対派を大きく引き離す結果となった。
  前回の選挙では定数14に対して推進派9人、反対派5人が当選
  していて定数削減の影響が反対派に出た形。

  投票率は90.24%と前回を2.13ポイント上回り
  関心の高さをうかがわせている。
 
  中国電力は去年12月に国に対して原子炉設置許可申請を行うなど、
  当初の予定よりは遅れているものの
  原発の建設実現へ向け作業を進めている。

  こうした中で行われた今回の選挙では
  原発の是非だけでなく今後の町づくりのあり方も争点となった。
  推進派は「これから交付される原発財源を活かして
  活力ある町づくりを進める」と主張した一方で、
  反対派は「原発財源に頼らない人や自然を活かした
  身の丈にあった町づくりを進める」と訴え、
  町を二分した戦いが繰り広げられた。

  [ 2/14 22:19 山口放送](http://kry.co.jp/news/news8702060.html)

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「町を二分した戦い」って、どんな選挙戦だったんだろう。
定数削減の影響が、原発に批判的な議員の数にあらわれてしまうのは
理解できないことではないけれど、
具体的にどんなことがおこなわれた結果なんだろう?

原発選挙だから、かつての珠洲(すず)みたいに
原発に批判的な人へ嫌がらせの手紙や電話などあったり
騙りの世論調査があったり、カネがくばられたりしたんだろうか。
町外からくる人を批判する「外人」攻撃も、くり返されただろうか。

いや、首長選挙でなく議会選挙だから、ややちがう趣きも?
地区対抗試合になったのか、票配分が無理だったのか(もちろん難しいけど)、
そもそも全町的ネットワークが困難なのか。詳しい続報がまたれるところ。

住民の9割が原発に批判的という上関町祝島(いわいしま)は
ハート形の島なのに…。愛のつうじないバレンタインだ。

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