お会いしたことのある方が、この正月、
散弾銃で撃たれた痕跡を残して亡くなったと報道された。
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三重・南伊勢町議が死亡 散弾銃で撃たれた痕
3日午後2時45分ごろ、三重県南伊勢町古和浦の牧場内の駐車場で、
上村康広町議(64)が乗用車の運転席で意識不明の状態で倒れているのを家族が見つけ、
119番した。胸に銃で撃たれた痕があり、搬送先の病院で死亡が確認された。…
(後略、全文は以下のURLからどうぞ:
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/01/03/kiji/K20120103002362700.html)
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1993年の夏、中部電力の芦浜原発の予定地だった旧・南島町で、
亡くなった上村さんとお会いした。当時すでに町議だった上村さんは畜産家でもあり、
彼が育てた牛肉を、珠洲や東京で何度か食したこともある。忘れられないほど美味しい牛肉だった。
あの牧場の駐車場で、いったい何があったんだろうか。
南島町へいったとき、海も山もとても美しい地に
「中電・県に警告する 問答無用
原発はNO 血をもって撃退する」 の看板があるのをみて、わたしは言葉をうしなった。
芦浜原発計画は10年ほど前になくなったけど、計画を推進していた人たちと反対していた人たちの溝は
その後も埋まらないとも聞く。原発立地の罪深さに震える。
祈りと怒りをこめて、原発はもうやめようよと、こころから呼びかけたい。
脱原発世界会議は、あすから。
上村さんの昨年6月の講演について以下のURLから読めるので、ご紹介させていただく。
「原子力発電を考える~原発を止めた町から~ 上村康広さんの話」
http://ameblo.jp/jun109kai/entry-10914076260.html