特定秘密保護法案は不気味すぎて私には承服できない。
やはりこの法案に異論のある人たちが
手をつないで国会を包囲するというヒューマンチェーンが
今日の昼間にあるというので、自分も意思表示したいとおもったけれど、
間にあいそうもなくて残念…と思いつつ、とにかく向かおうと駅にいたら、
宇都宮行きの湘南新宿ラインがきた。
せっかくだから、大宮で開かれるという、さいたま地方公聴会へ行ってみた。
着いてみると、機動隊ずらりの厳めしさ。
会場は、結婚式場らしいんですが、この光景……結婚式って何だっけ？
どうみてもアリバイとしか思えない地方公聴会に抗議の声をあげる人びとが
会場の正面玄関の前に殺到していた。
無理もない。
与党が当初「地方公聴会」を福島だけでよしとしたのも、
昨夜になってとつぜん、本日のさいたま地方公聴会の開催を決めたのも、理解に苦しむ。
福島をアリバイに使うのも失礼至極なうえ、なぜ埼玉？
この日本列島津々浦々には、福島と埼玉の２つしか「地方」がないとでも？
さいたま県警の機動隊が大勢きていて、
最後は腕組してスクラム組んで壁をつくり、人びとのまえに立ち塞がった。
こういう光景って素朴に疑問。
公務員って公僕でしょ？
主権者である国民の税金で雇っている人たちでしょ？
その主権者が、非暴力で表現をしているだけなのに
なぜ敵対視されなければならないのだろう。
じぶんたちの代理人であるはずの会議員たちの働きに意義があり
やむにやまれず集まった主権者たちと立ちはだかる警官たちのにらみ合いは、
日没後しばらくすると終わった。
会場内で開かれていた地方公聴会が終わり、
国会から派遣されてきた委員や公述人が帰ったと言われたからだった。
表玄関には姿を見せず、裏から帰ったらしい、という。
それから永田町方面へ。
永田町駅の1番出口から地上へ出ると、
衆議院会館前の信号まで
秘密保護法案に異論がある人ひとヒトの波（１列なんかじゃない）。
しばらくそこにいて、それから国会議事堂前へ移動した。
こっちの方が人は少ないけど世代が若く、
音があって動きもあるから、寒さをしのぎやすい。
この日、印象的だったコールをいくつかご紹介：
秘密保護法ぜったい反対。
自民党は恥を知れ。
公明党は目を醒ませ。
みんなの党は考え変えろ。
国民だますな。
国民なめるな。
情報隠すな。
国会議員は仕事しろ。
国会議員は目を醒ませ。
自由を奪うな。権利を奪うな。
強行採決絶対反対。
あきらめないぞ。
廃案。廃案。廃案。廃案。廃案。
