そろそろ木の芽どき?
あわい期待もあってウロウロしてみたら、やはり。
思いがけず花もつけている。
ここの枝が花を咲かせるのは
記憶にある限りはじめてのような。
よく眺めてみた。
いつか琵琶湖のほとりでひろった野生の胡桃も芽吹いている。
播いたあとはほぼ完全放置なのに
それでも春がくるたび新芽をつけるから律儀だ。
春もみじの陰影と
満開のドウダンツツジを眺めつつお茶をいれた。
鎌倉の和菓子処・美鈴の4月の菓子「蝶の谷戸」が到来したから。
これが今月の歌。
もろともに聞きとむるべし とうとうと
樹木は春の水あげてをる 方代
春の樹木に耳をつけると
とうとうと樹を流れる水の音がきこえるらしい。
まだ見ぬ蝶舞う春の谷戸を
愛でる心地で菓子をいただく。
いつしかすっかり湘南で根をはった
珠洲由来の苧環(おだまき)。
弱々しげで可憐な佇まいながら、たくましく凛と咲く。
蕾ふくらむさまは
希望をたたえるかのよう。
3.11おさまらぬこの地で、にもかかわらず。
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