湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

耳で舌で映画を味わう:『マザーウォーター』サントラと『飯島風』

2010-12-03 00:45:59 | 本/映画/音楽/番組
すこし心を落ちつけたいとき、最近わたしは
映画『マザーウォーター』のサントラを聴く。
「流れる」感じと「広がる」感じが気にいっている。
遊びごころがほのかに漂う感じも好き。



この映画の音楽は、金子隆博さんが手がけておられる。
以下に曲目をご紹介。

  1  はじまり
  2  豆腐や、発見。
  3  風の道
  4  小さな橋
  5  かき揚げとビール
  6  オトメの冒険、その1
  7  大人の朝ご飯 
  8  眠れない子守唄(おなじ話)
     (c)2005 by YANO MUSIC PUBLISHING CO., LTD.
  9  オトメの冒険、その2
 10  ベランダ、風のグラタン
 11  リクのいる庭
 12  男の昼飯、親子丼
 13  大きな、椅子
 14  旅への予感
 15  みんなと、ポプラ
 16  マザーウォーター/大貫妙子

聴いていると、映画の台詞やシーンが思い出される。
この映画はいろんな楽しみ方ができるだろうけれど
実はとても大人の映画だとわたしは思う。
記憶を呼びだし想像力をつかいながら
それをふたたび堪能するのも楽しい。

そのうち、ついでにお腹も、なんとはなしに空いてくる。
なんといっても料理はこの映画の重要なエッセンスだ。
そこで手にとるのは
映画『かもめ食堂』チームの料理本とも呼べる『飯島風』
(飯島奈美、2010、マガジンハウス)。



表紙をひらいてページをめくると、
最初に飛びこんでくる文字が、これ。

  「この本の料理は、
  『かもめ食堂』(2006年公開)
  『めがね』(2007年公開)
  『プール』(2009年公開)
  『マザーウォーター』(2010年公開)
  これら4作品のフードスタイリスト、飯島奈美が
  映画の中で制作した作品です。」

つまり、映画を観ていて「たべたいな」と思った品は、
この本をみて作れば、食べることが叶うみたい。

となると、わたしの場合
なんといっても 『マザーウォーター』のタマゴサンド。

いつか旬の時期に、ゆったり料理するタイミングに恵まれれば、
『マザーウォーター』の春のかき揚げも。
にんじんとごぼうとうどの皮とそら豆のかき揚げで、
めちゃくちゃ美味しそうだったから。
同じく『マザーウォーター』の蒸しはまぐりも。

プール』で小林聡美さんが作っていた揚げバナナも、
一度は食べてみたい品のひとつ。

我ながら予想外の気持ちの変化としては、
「なんだか大変そうだから」と、夏にいち早く断念した
かもめ食堂』のシナモンロールを「思いきって作ってみようか」
という気がムクムクとわいてきたこと。

思わずカルダモンまで買ってくる勢いだから驚く。



つぎの休みにはシナモンロールをつくろう。
…で、それはいつ?
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