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湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

一寸先は、チャンス:緊迫つづく上関

2009-10-08 22:05:29 | 祝島沖・上関原発計画

昨夜、台風の影響でつよまる雨のなか帰宅して
やれやれとホッとしていたとき、思いがけないニュースをしった。
中国電力が、上関原発の予定海域にブイをおいたのだとか。
…ほんとうに?

山口県の上関原発計画の現場では、
原発をつくりたい中国電力と、つくりたくない住民が、
約1カ月のあいだ対立している。

上関原発の敷地のために造成するのは約33万㎡、
うち約14万㎡は海面を埋めたてる計画だ。
(原発の炉心が埋立地の上にくる、ぎょっとする計画でもある)

その埋めたて予定海域をしめすため9基のブイをおいて
海面埋めたて工事に「着手した」としたい中国電力は、
9月10日から、田名埠頭においた9基のブイをクレーン台船につみ
予定海域におく計画だった。

そこで、
原発をつくりたくない人びとは、上関町祝島の漁民を中心に
田名埠頭への海上で漁船を横一列にならべて「もやい」でつなぎ、
埠頭への船の出入りを封じた。

仕方なく、
1ヶ月ちかくつづく緊迫した状況に突破口をあけたい中電は
別の場所から(田名埠頭にあるものとは別の)ブイ2基をはこんで、
予定海域においた、ということのようだ。そのさい二枚舌も使ったらしい。


「民主的な方法でたてられた原発なんて、ひとつもないよ」
珠洲できいた言葉を思いだす。

深い吐息とともに落ちこみそうになったけど、落ちこむ必要はないんだった。
一寸先は闇というし、それは確かにそうだけど、もっというなら
「一寸先は、チャンス」。

これが、わたしが珠洲で学んだことのひとつ。
だから、ここは落ちこむところじゃなくて、奮起するところ。



関連記事
毎日新聞:上関原発建設計画:中電の“抜き打ち”着手反発 漁民ら一層態度硬化
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20091008ddlk35040298000c.html

朝日新聞:中電ブイ設置 「敵つくるばかりだ」
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000910080004

山口新聞:上関原発工事、中電が灯浮標設置 早朝に別輸送で
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2009/1008/1.html

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