ねじれて咲く可憐な花：ねじばな

ねじばな（別名もじずり）の花が咲いている。



地面から15～30センチの高さに伸びる茎に
薄紅色の小さな花がつらなって、ネジを思わせる螺旋状に咲く。



この可憐な花が、ねじれて咲く、というあたりがミソ。
まっすぐ咲いていたら、もしかしたら
この花はここまで好まれなかったかもしれない。
右巻きも左巻もありそれは個体差というのも、ツボにハマる。

…あくまで人間の眼からみてのことだけれど、
こんなに可憐でまっすぐそうな花が、なんでねじれたのだろう。



この花はランの仲間。
確かに、小さな花のひとつひとつをじっとみると
ランの花を思わせる姿をしている。
その様を写真に撮ってみたけれど、あいにく出来はイマイチだった。

今ならまだ芝生や田の畔（あぜ）、空き地など、
あちこちで咲いているはず。
ねじばなのランっぷり、ご自身の眼で確認してみてください。