「１４万点の魂に支えられたビジュアル女性史」：おんな展

先日のこと。
友だちのミヤさんに誘われて、日本写真家協会主催の
「おんな　立ち止まらない女性たち　１９４５－２０１０」へ出かけた。



企画展のリーフレットから、
この展示の紹介になる部分を以下に引用しておこう。

　　＊＊＊　　＊＊＊　　＊＊＊
　　１４万点の魂に支えられたビジュアル女性史
　　　　　　　　　　　　　日本写真家協会会長　田沼武能

　　今回、「おんな」をテーマにしたのは、日本国が
　　終戦という古今未曾有の難局に直面した困窮時代を支えたのが、
　　女性たちだったからである。そして日本の復興を影で支え、
　　やがて社会に進出して現代日本をつくりあげた
　　おんなたちの底力ともいうべきものに焦点をあてるべく企画した。
　　　　…（中略）…
　　企画は、２年がかりで約１４万８千点のなかから
　　絞りに絞って２１１点の写真に登場してもらった。
　　この写真展は１４万店の魂に支えられているのである。
　　　　…（以下略）

　　＊＊＊　　＊＊＊　　＊＊＊

東京展は終わってしまったけれど、
京都と横浜でも秋から冬にかけて展示される予定のよう。

＊京都展＊
９月１４日～２６日
京都市美術館 別館 第２展示室

＊横浜展＊
１１月１３日～１２月２６日
日本新聞博物館 企画展示室

各種イベントやトレンドに疎いわたしにとって、
問題意識や感性に通じるところのあるミヤさんからの情報は
刺激や勉強につながることが多くてありがたい。

今回も、とにかく面白かった。
これぞビジュアルでみる社会史・生活史・風俗史・芸能史…なので、
ざっと見るだけでも楽しいと思う。
もちろん、じっくりみるのもいい。細部までいちいち興味ぶかいから。

京都や横浜へアクセスできる方は、ぜひ足を運ばれることをお勧めしたい。
アクセスの悪い方は、全点をおさめた写真集（3000円弱）が出ているので
それをご覧になるのもいいかも。