サバ奈子

むかし猫ブログ、いま趣味ブログ

第73回さっぽろ雪まつり 大雪像

2023-02-05 08:03:00 | お出かけ♪

第73回さっぽろ雪まつり に行ってきました。
2023年2月4日~2月11日まで。

白亜紀の北海道 ~ティラノサウルス&カムイサウルス~

最大・最強の肉食恐竜であるティラノサウルス。鋭くずらりと並んだ大きな歯。その噛む力は5トンを超え、獲物を骨ごと砕いて食べていました。実は約7200万年前の北海道において生存していたとされる、北海道とゆかりがある恐竜です。傍らで佇むのは北海道むかわ町から日本初の大型植物食恐竜の全身骨格化石として発掘されたカムイサウルス。2019年9月6日に先住民であるアイヌの言葉で「神」を意味する「カムイ」を含めた「カムイサウルス・ジャポニクス」と命名されました。奇しくも同日は甚大な被害をもたらした北海道胆振東部地震からちょうど1年を迎えた日付ということで『復活のシンボル』とも称されます。

今回の大雪像は、日本の恐竜ファンの間で〝ダイナソー小林〟の愛称でも知られる、北海道大学総合博物館の小林快次教授にご協力いただきました。約7200万年前の北海道を想像させる世界観・各ディテールをお楽しみいただくとともに、近年の地球環境にも思いを馳せてみませんか?制作にあたるのは、結成から9年、様々なテーマにチャレンジしてきた「さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会・第3雪像制作部会」。長年の経験と匠の技術を駆使して、この圧倒的な迫力と繊細なディテールを純白の雪で表現します。
雪像制作/さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会 第3雪像制作部会(NPO法人 北海道の地域文化を守る会)

疾走するサラブレッド
サラブレッドとは馬の品種のひとつで、イギリスで長年の品種改良を経て、競走馬として作り出されたものです。その呼び名は、「完全に育てあげられた」という意味です。北海道は明治期以降の長い歴史を持つサラブレッドの一大産地で、国内で生産されるサラブレッドのうち約98%が、北海道で生まれ、数々の名馬が輩出されています。北のサラブレッドたちは、広大な土地に生を受け、生産者、馬主、調教師、廐務員から我が子のような愛情を注がれて強い馬に育てられ、北海道はもちろん、世界で行われるレースで多くのファンを魅了します。

この大雪像は疾走するサラブレッドの一瞬を切り取り、躍動感のあるサラブレッドを中央に配置し、背景には風を切って走る競走馬のスピードが感じられる仕上げを施すことで、疾走感を表現しています。またプロジェクションマッピングでは、北の大地に生まれた子馬が成長し、競走馬として活躍する姿を描いています。夢に向かって挑戦する勇気と希望を感じ取っていただければ幸いです。
雪像制作/さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会 第1雪像制作部会(NPO法人 北海道の地域文化を守る会)

すべての医療従事者に感謝を込めて~ナイチンゲールの偉業を偲ぶ~エンブリー荘
COVID-19の感染拡大により3年ぶりの会場開催となる雪まつり。HBCは疫病と闘ってくださるすべての医療従事者の方に感謝して、今回のテーマを決めました。

イギリス・ハンプシャーのエンブリー公園にあるこの歴史的な建物は1825年からはナイチンゲール家が冬を過ごす別荘でした。次女のフローレンスは19世紀の閉鎖的社会的環境を乗り越え、家族の反対を説き伏せ、31歳にしてようやく看護師になり、クリミア戦争の野戦病院で多くの傷病兵の命を救う活動を行いました。彼女が築き上げた疾病予防の理論と実践は現代に続く衛生学の礎です。いまは2歳からの児童の保育、18歳までの生徒が通う全寮制の学校(EMBLEY)として活用されている建物を、陸上自衛隊北部方面システム通信群が卓越した技術で雪像にします。
雪像制作/陸上自衛隊北部方面システム通信群

豊平館
豊平館は、1880年、開拓使直営のホテルとして建築されました。1958年に現在の所在地である、中島公園内に移築され、いまもなお、多くの市民や観光客に親しまれています。
建物全体はアメリカ風様式を基調としながらも、正面玄関の円柱や、半円形のバルコニーにはヨーロッパ風様式を採用し、円弧型の破風飾りには開拓使の建物であることを示す五稜星があしらわれるなど、一つの建物に様々な様式やモチーフを見つけることができる美しい建物で、1964年、国の重要文化財に指定されました。

大雪像『豊平館』は、「アイスブロック工法」と言われる独自の技術で、雪で作った細かいパーツを貼り付け、豊平館独自の様式美を精細な箇所まで忠実に再現します。制作は、「HTB 北海道テレビ」と「陸上自衛隊第18普通科連隊」が共同で行い、延べ3,800人の自衛隊員が1月7日(土)から2月3日(金)まで、28日間かけて制作します。
雪像制作/陸上自衛隊第18普通科連隊

世界がまだ見ぬボールパーク“Fビレッジ” 2023.3.30誕生!
2023年3月、北海道日本ハムファイターズの新球場を含めたエリア、HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)が開業します。約32ヘクタールもの敷地に、自然と共存する次世代ライブエンターテイメントや心身を育むウェルネスソリューション、文化交流が活発な街づくりを目指す、まったく新しいクリエイティブなコミュニティスペースが生まれます。国籍、年齢、性別を問わず、より多くの人がこの場所に集い、ともに夢や理想を実現していく。北海道のシンボルとなる、世界がまだ見ぬボールパークの誕生です。

今回は、開業を記念し、新球場ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールド)と、ファイターズの新庄剛志監督を、ダイナミックかつ繊細な作り込みによる雪像で表現しました。エスコンフィールドは、世界最大級の大型ビジョンや通年で楽しめるTOWER 11(タワー・イレブン)などを忠実に再現。新庄監督は「監督」の枠に囚われない個性とその明るいキャラクターを表現。
日本全国、そして世界に向け、その魅力を発信していきます。

雪像制作/さっぽろ雪まつり大雪像制作委員会 第2雪像制作部会(さっぽろ青少年女性活動協会)


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