幻の女(ウイリアム・アイリッシュ/ハヤカワ文庫)
ハヤカワ文庫のミステリー。HMの記号がついたハヤカワ文庫を買うのは、30数年ぶり、と書いたのは2週間前だが、その時に紹介した『あなたに似た人』と同じ時に買ったもの。(もう、他にはない。)
3月まで実施されていた「ハヤカワ文庫創刊50周年記念フェア」の帯がついており、江戸川乱歩に「世界十傑」と評された海外ミステリのオールタイムベスト、との宣伝文句。解説でも、池上冬樹氏が「古典中の古典であり、読んでいて当たり前」と書いている。
不明にも未読だった私は、かなり期待してページをめくった。
「死刑執行日の150日前」という章から始まる物語は、だんだんとその数字が減っていく。妻と食事してショーを見るはずだった夜、主人公は妻と争い、外に飛び出して、見ず知らずの女を見つけて予定の行動をとる。家に帰ると妻は殺されていて、アリバイを証言するはずの女は、不幸な偶然の積み重ねで、誰も見ていない、という。果たして彼は助かるのか、という趣向の作品。
さほど推理小説を読み込んではいないが、オールタイムベストという評価と、推理ファンでなくても読んでおきたい、ということについては、何の留保もなく、賛同したい。
ハヤカワ文庫のミステリー。HMの記号がついたハヤカワ文庫を買うのは、30数年ぶり、と書いたのは2週間前だが、その時に紹介した『あなたに似た人』と同じ時に買ったもの。(もう、他にはない。)
3月まで実施されていた「ハヤカワ文庫創刊50周年記念フェア」の帯がついており、江戸川乱歩に「世界十傑」と評された海外ミステリのオールタイムベスト、との宣伝文句。解説でも、池上冬樹氏が「古典中の古典であり、読んでいて当たり前」と書いている。
不明にも未読だった私は、かなり期待してページをめくった。
「死刑執行日の150日前」という章から始まる物語は、だんだんとその数字が減っていく。妻と食事してショーを見るはずだった夜、主人公は妻と争い、外に飛び出して、見ず知らずの女を見つけて予定の行動をとる。家に帰ると妻は殺されていて、アリバイを証言するはずの女は、不幸な偶然の積み重ねで、誰も見ていない、という。果たして彼は助かるのか、という趣向の作品。
さほど推理小説を読み込んではいないが、オールタイムベストという評価と、推理ファンでなくても読んでおきたい、ということについては、何の留保もなく、賛同したい。
あまりに懐かしい本でコメントさせていただきます。
初めて読んだときは子供だったので、ストーリーに引きつけられました。
大人になって読むとちょっと不可能な設定に思えてきました。
しかし、古き良き時代の感性と今時の展開が早くてテロや暴力やサイコパス満載のストーリーと違い、安心感を感じます。
また読み直してみます。
ありがとうございました。
あまりに面白そうだったので
ネタバレのあらすじを
読んでしまいましたにゃ。
図書館になかったもので…
でも、物語以外文とか
魅力的あるみたいなので
購入して
読んでみますにゃ。
ストーリーだけでなく、詩情のある文章もお勧めです。
ネタバレの程度は分かりませんが、多分、楽しめると思います。