saecotta's blog

折々の感動、思いをスケッチと作文で

愛岐トンネル群ウォーク

2012年05月01日 00時08分48秒 | スケッチ
愛知、岐阜間の旧国鉄中央西線廃線は、40年余そのまま忘れ去られていました。
2006年市民の手で発見され、保存再生の活動が始まりました。
10を超すトンネルがありますが、現在4基、春・秋2回公開されるようになりました。
煉瓦積みのトンネルに当時の技術の高さを感じるとともに、時代を経た美しさが感じられました。

かつての軌道上には自生した樹木が生い茂っていました。
県境近くの斜面には樹齢200年余の大エノキがそびえていました。急な斜面に踏ん張ってスケッチしましたが、梢の先は天空の彼方。大樹を支える板根を描きました。
アケビの花を初めて見ました。この可愛い花にあの大きな実がなるのでしょうか。
あちこちに咲いているタンポポは、ニホンタンポポ、スルガナンテンショウ(通称マムシグサ)もユニークな姿をみせていました。

NPO愛岐とんねる群保存再生委員会はナショナルトラスト運動を進めています。
ささやかな協力をしたいと思います。お昼近くになってふらりと出掛けたのですが、現地で親しい友と出会ったり、馬頭琴の演奏とテノールのボウさんに出会ったり、幻の出会いがあったり、すてきなな一日でした。