saecotta's blog

折々の感動、思いをスケッチと作文で

上弦の月

2012年05月30日 22時58分20秒 | スケッチ
お隣のWakaさんから北海道直送のアスパラガスを戴きました。大急ぎでスケッチして、そのあとチンして食べました。美味しい!元気のもとが身体中にゆきわたる感じです。

昨日は、朝は快晴、夕方は雷雨、そして夜は雲の切れた空に明るい上弦の月。

月は、新月→三日月→上弦→満月→下弦→新月へと27日間で満ち欠けを繰り返しています。(藤井旭の天文年鑑・2012年版)

上弦の月は日没頃、南の空に右半分が輝いて見え、真夜中に弦を上にして沈む月。
下弦の月は日の出に昇り(昼の月)、左半分が輝き、月の入りには弦が下方になります。(広辞苑)

♪上弦の月♪ 吉田拓郎さん、太田裕美さん、夏木まりさん、V6さん、SAYAKAさん・・・多くの歌がありますね。
半分輝くと見るか欠けたと見るか、思いはさまざま。昨夜の私は半分欠けた月をさみしい思いで眺めていました。

日本中を沸かせた金環食からもう10日近く経ちました。
芸術的な観測写真をあちこちで目にすることが出来、科学的な説明や文学的な感動の言葉も語り尽くされていますが、私の性能の悪いカメラと拙い腕で撮った写真をご披露します。

場所は、太陽通過地点真下の潮岬、最高スポットです。

前夜、大阪を深夜バスで出発、夜明け頃、潮岬到着。
本州最南端、岬の広い芝生にはすでに大勢の人が、カメラの三脚を用意して日蝕の始まりを待っていました。時間つぶしに岬の先端から海をスケッチ、この先はオセアニアか南米か。
6時17分過ぎ太陽が欠け始める。日食眼鏡で位置を定めて片手でシャッター。金環は完全な形で見えましたが、写真は撮れず残念。そのあとの写真がこれ。写真は不出来ですがこの目でしっかり天体の大スペクタルショーを見ることが出来ました。

自然の壮大な姿に触れるたび、この小さな地球の上で、せっかく生命を授かった人間が、争ったり、憎しみあったり、自分の住んでいる地球を放射能や有害物質でで汚したりしていることのおろかさを感じます。

美しい福島のいくつかの村を人の住めない土地にしてしまい、メルトダウンした核燃料も回収できず、汚染水もたまる一方の中で、目先の利潤を求めて、原発再稼働の動きが進められています。
電力不足を錦の御旗のように掲げ、世論を誘導しようとしていますが、福島第一原発事故で使われている膨大な国の費用、つまり私たちの税金を再生可能エネルギー開発に使ってほしいです。

27日の中日新聞の社説をはじめ、中日新聞の特集は、問題を考える上で大変参考になります。

中日新聞さん、がんばってね!そしてドラゴンズもがんばってね!