絵は、庭に咲いているハンゲショウの花。茎の先端の葉が白くなって紐状の花が咲いています。
暦の上での半夏生は、夏至から数えて11日目、ほぼ一年のまん中、今年は7月2日でした。
半夏生の呼び名の由来を調べると、半夏(ハンゲ)という薬草の咲く頃とあります。この花のことです。
いっぽう、花の名の由来を調べると、半夏生の頃咲く花とあります。
また、葉っぱが半分白くて、半分お化粧したみたいという説もあって はてな?はてな? です。
季節の話題としては、
うちの梅が史上初の大豊作。か細い紅梅ですが8kgもの収穫。
ご近所に配ったり、クックパットを見てジャムや甘露煮に加工したり、嬉しい大忙しでした。
もう一つは、モリアオガエルの卵を初めて見ました。
ところは岐阜県板取川上流。
池の周りの杉木立に白いオーナメントがいっぱい。
もしかしてこれは?と近寄って見るとうわさに聞いたモリアオガエルの卵嚢。
池の中には無数のオタマジャクシ。
自然の恵に感謝、感動する日々ですが、穏やかでないのは日本の政治の動きです。
7月1日、阿部内閣は憲法の解釈を変えて、他国への武力行使を認める集団的自衛権を閣議決定しました。
これまで、同盟国から自衛隊派遣要請があっても憲法9条の戦争放棄、武力行使禁止の規定があるため後方支援に限っていた歯止めを外すものです。
九条の足かせのため戦争が出来なかった国から戦争が出来る国への変身です ムムムムム・・・
アフガニスタンで現地の人の生活改善のため井戸掘り事業を行っている中村哲医師は、
「九条があるから、海外でこれまで絶対に銃を撃たなかった日本。それが本当の日本の強みなんですよ。
日本が何処にあるかも知らなくても、他国の戦争に加わらない掟がある国、と人びとは知っていた。
九条があってよかったなと、日々思いながら暮しています。身の危険を感じず済むからです。」と言い、これからの活動の不安を述べています。
集団的自衛権は、国民の平和的生存権を侵すと共に、そもそも国の最高法規である憲法を国会の議論を通さず変えること自体、立憲主義に反し憲法違反です。
松阪市長、宝塚市長をはじめ弁護士団体など各分野から国に対する抗議、訴訟が提起されています。
私にできることはほんの僅かだけれど、意思表示、応援をして行きたいと思います。