三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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突然死の猫のこと

2021-03-02 15:20:44 | 保護ねこを看取るとき
2021年2月14日。大きな地震があった翌日です。
午後、掃除中に押入れの中の衣装ケースの上で眠るカァー君(推定10歳)を発見。
寝る場所を時々変えるカァー君には驚くことなく
「今度は押入れかい!」と声をかけた。うちの押入れは出入り自由。
目は薄く開き、四肢を投げ出し動かない。死んでる。「なんで!あんたが死ぬの!」と抱っこ。
初めて触る猫。重い。人慣れしない挙動不審な行動が多く、譲渡不可能な猫でした。
「あんたも私の看取り拒否の猫ですか。」ため息が出た。「そんなに私が嫌いですか。」
2年前、亡くなられた捕獲名人中野さんから預かった最後の猫。
中野さんからは多くの保護猫を預かりましたが、これで終わりです。責任を果たしました。
カァー君は子猫の保護だったとのこと。譲渡不可能な猫として飼育先がなくて私の家に来た。
私とは8年一緒に暮らしてます。


中野さんへ。ここまで慣れたんだよ。見てね。


この顔が一番好き。カァー君へ。自由に生きたね。沢山食べて、好きな場所で寝て。
それも他猫が好む場所を横取りして。自由気まま!たぶん幸せだったよね。
綺麗に死ねて良かったね。


八丁目の潤(推定9歳)。雄なのに線が細くて心配でリリースできなくて2012年に保護。
2020年12月5日。
私の書斎(4畳半)に置いたシングルベッドの下で死んでました。
ベッドの下にはホカペが敷いてあり、その上で眠るように死んでいました。
潤は一階で暮らす猫で、2階の書斎で暮らすようになった時には、私がビックリしました。
ビビりな猫で幻の猫と呼んでいたくらい。いつも隠れていて姿を見ることが少ない猫でした。
その潤が、死ぬ2ケ月前くらいから毎日、姿を確認できていました。
だから死ぬと思っていなかった。
目が合う都度に歌うように、「ジューン!素敵な潤!可愛い潤!」と声を掛けることをやっていました。
これまで数匹、突然死を経験しています。
突然死をする猫に共通することは、「これまでしなかったことをする」です。
普段、居ない場所に居るとか、普段は小食なのに、ご飯を要求するとかです。
潤も痩せっぽなのに、よく食べました。最後の生きる力だったのかな。


2020年11月3日。寅次郎(推定11歳)突然死。
早くから毛艶が悪く、口内の炎症が強いのかなと心配をしていましたが、よく食べていた。
それが、いきないり死にました。朝、起きて洗面所に行ったら隅に倒れてた。
突然死は飼い主にとっては驚きですが、本人(猫)は苦しんでいないのです。顔を見たら分かるのです。
呼吸が苦しいと、口は開き舌がでます。目は閉じることなくカッと開いて死にます。
苦しいと足掻いて死ぬので、四肢が乱れます。突然死は四肢を投げ出し、寝ているようです。
表情は穏やかで苦しんでいないのです。それが救いです。


寅5歳くらいの時の写真。石神井のマンション。一緒に写る、真(推定5歳)も突然死でした。
真も寅も極度に人嫌い。私の看取り拒否猫です。点滴とか投薬とか強制給餌とかされなくて、幸せかな。


猫の突然死は多いです。これまで6匹経験しました。
保護猫カフェ時代に、お客さんから聞いた話でも7匹の死に方を知っています。
獣医の診察時に3匹。夜寝る前に目の前でのが死んだのが3匹。急にキャットタワーから落ちたて死んだ猫1匹。
これは落ちて死んだのではなく、死んだから落ちたのだと想像します。
まぁ人も同じです。何時死ぬかは分からないので心がけていることが有ります。
猫には、今日一日、楽しく健やかに過ごさせてやりたい。自分は心豊かに過ごしたい。
何時死んでも後悔がないように。

2月14日にカァー君が死んで、この記事を書くまで時間がかかりました。
突然死を消化するには時間がかかります。今、外は春の嵐です。やっと書けました。
悲しみや驚きに負けず頑張ろう!




《ご支援のお願い》
現在87匹の猫の飼育をしております。猫のご飯は月に約90キロです。
トイレ砂とシート代は節約をしても1ケ月3万円が必要です。
口内の炎症のある猫が増えており、その子達には食べやすいウエットを食べさせております。
ご無理のない程度に定期的に、ご寄付をいただけると助かります。
食料も医療費も不足しております。温かなご支援を頂きたく宜しくお願いいたします。

ご支援のお願いhttps://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/

















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