アリーナ整備の予算案に反対
さいたま市竹腰氏が討論
さいたま市竹腰氏が討論
さいたま市議会12月定例会は20日、62件の市長提出議案を可決・同意して閉会しました。日本共産党は一般会計補正予算案など6件に反対しました。
討論に立った竹腰連市議は、中央区の与野中央公園に大型アリーナを含むスポーツ施設を整備するための債務負担行為が含まれた一般会計補正予算案への反対を表明しました。
竹腰氏は、▽整備のために必要な予算を議会で議論せず、企業に言われるまま大幅に増やした▽企業から事業の採算について厳しい意見が出ている▽利用料金が増額され、市民が利用しにくい施設になる可能性があるーなどの問題点を指摘。
「黒字化が難しいアリーナ建設ではなく、規模をコンパクトにして市民利用中心の事業にするべきだ。市民不在のまま、トップダウンで与野中央公園の未来を決めてしまうのは、断固として反対だ」と強調しました。
竹腰氏はまた、▽物価高騰で市民生活が厳しいなか、市長や議員の期末手当(一時金)を引き上げる条例案▽多くの市民から反対や不安の声が寄せられている、南区への大規模な義務教育学校建設のための予算▽物価高騰に伴い、同校建設のために沼影公園を解体する工事請負契約金額の変更の議案-などへの反対を表明しました。