この間、高い学費、重い奨学金の返済に悩み、苦しむ学生や当事者の声を伺ってきました。
学生からは「親には、仕送りも厳しいと言われている。学生生活に必要なお金は、自分のバイト代をあてるしかない」「なるべく時給の高い深夜、早朝のアルバイトをやるので、授業中に寝てしまうことがしばしば」との声が。奨学金を返済していた当事者からは「ついこの間、50歳直前でようやく返済が終わった」等々、切実な話ばかりでした。
学ぶことが本業の学生が、学ぶ時間を奪われている。国の将来を担う学生たちに、社会に出たとたん数百万の借金を背負わせる。こんな国に未来があるでしょうか。
一方、補正予算では8268億円もの過去最高の軍事費が盛り込まれました。国民民主、維新も、これに賛成しました。総選挙で掲げたあなた方の公約は、一体どこに行ったのかと、怒りに震える思いです。
年始の街頭演説で、ある学生が声をかけてきました。「今年の学費値上げ、やめさせて」「これ以上親に負担をかけさせたら、父ちゃん死んじゃう」と。ずしんと響きました。学生に、こんな思いをさせてはならない。そう決意を新たにした新年でした。