長野市の古民家再生現場ですが、
そろそろ仕上げ選びの段階になって参りました。
現場では、1階の床材も張り終え、
壁下地材を張る段階に。
床については、
1階の改修部分は殆どが床暖房ですので
フローリングを選ぶ際には下記のことを考慮しました。
○ 床暖房に使用できるフローリング
○ 出来るだけ無垢材
(アレルギー、メンテナンス、肌触りなど)
○ 無塗装品のもの
(古民家に似合うよう古色を施すため)
○ フローリングの巾が幅広なもの
(古民家に似合うように)
○ お手頃価格なもの
(ご予算に配慮して)
このような条件で探しまして
今回は輸入建材を使うことにしました。
オーストリア製 アドモントの3層無垢フロア。
上野住宅建材
http://www.uenojyuken.co.jp/brand/stia.html
床材にこのような輸入建材を使うのは
実は初めてです。
建材の寸法が日本のモジュールと違うので
(2000×161×15)
床材の数量を拾う際には注意が必要です。
ですので
CAD部隊に正確にフローリングの割付けを描いてもらい
それで一枚一枚数えて数量を出したのですが、
民家再生のリスクの一つとして、
建物の歪みの問題がありまして
設計通りの割付けでは納まらず、
あ、いえ、納まらないのではなく
設計通りの割付けだと、
建物の歪みがかえって目立つということで
乱尺で張ってもらうことになりました。
乱尺(らんじゃく)とは、
木の板材などで、長さが一定でなく、
いろいろな長さのものを総じて言います。
ですが、むしろそれが功を奏して、
床材が、なんと3ケース分余りまして、
嬉しいことに、
他の床(ロフト)へまわせることになりました
ちょっと養生をはがさせてもらって
床を見せてもらいました。
床の端材
断面はこんな感じの3層になってます。
3層無垢フロアー15㎜の下には
床暖パネル12㎜
下地合板12㎜
セルローズファイバー断熱材 135㎜
断熱材押え 杉板12㎜
の層の床構成になってます。
(寒冷地なので)
さて、どんどんと現場が進んでおりまして
お盆休みを頂いた後、
急いで仕上げ材の色見本などを取り寄せて検討
一応、いくつか私達の方で候補を選びまして
お施主さんと現場で色柄を決めます。
とりあえず、準備は完了♪
こちら↑は、台所回りのタイル候補です。
お施主さん、どう思われるかしら。。。
もし えぇーっ と言われたら、
また選び直します。
さて、一昨日ですが
アドモンドの床材を扱っておられる
新潟県にある上野住宅建材さんの所へ
床材の追加注文をするついでに
見学に行ってきました
またそのことについては
改めてブログに書こうと思ってます