長野市でやっておりました古民家再生現場。
先週の16日にようやくお引き渡しを迎えました
思い返しますと
2009年の5月にお問い合わせを頂いてから
実に丸3年以上を経過しておりますので
建主さんにとりましても、
本当に長かった家づくりだったかと思います。
これだけの長い期間、
一緒に家づくりを進めてこれたこと
本当に心より建主さんには感謝申し上げたい。
全く同世代の建主さんだっただけに
本当に最後の方には
一緒に塗装や左官をやったり
子供達も交えて
楽しく家づくりをさせてもらったように思います
まだ、若干未了工事が残っていて
工事は続いておりますが
とりあえず、竣工写真を少しずつUPして行こうと思います
今日はまずは座敷からご紹介したいと思います。
<工事前 座敷>↓
こちらの座敷は、工事の対象外部分ではありましたが
そうは言いましても
廃屋となってかなり経っているこの建物では
このまま部屋として使える状態ではありませんでしたので
→ 電気配線、照明器具は新設し、
→ 建具は一部入れ替えと新設
→ 住宅エコポイントの即時交換を使って畳の入れ替え
を行いまして
<再生後 座敷> ↓ ↓ ↓
こんないいお座敷になりました!
建主さんったら
「いらっしゃい」という軸でもかけようかしら~
なんて仰っていました。
(そういう遊び心が Good )
この引手は「茶壺」なのですが
こちらも建主さんの遊び心を掴みまして
採用となりました♪
新しい畳が入ったのを見ていた建主さんとお子さんは
「わ~い!相撲やりたい!」
なんても仰っていました♪
どんどん使って下さいね~
でも家は壊さないよう、御願いします・・・
育ち盛り3人兄弟のお子さん達なので
少々心配ではあります
さて、この座敷の畳工事ですが
松本市の百瀬畳店の百瀬さんにやって頂きました。
今までも私共の物件に畳を入れてもらってきた畳屋さんなのですが
最近、新しい事業を始めたとのことで
ずっと熊本にいらした百瀬さんなのですが
何故かタイミング良く?!
この現場の畳を採寸から納品までやって頂くことが出来ました
この座敷は基礎工事も揚前工事もしておりませんから
歪みは直していませんし、そのままです。
ので、もっのすごく歪んでおりまして
床は直角ではないし、平行でもない・・・
畳の製作は結構、難しかったと思われます。
でも
そういう不揃いな状態をこそ
繋ぐことが出来るのが手仕事、
つまり職人さんのお仕事ですよね
しかし、
こうした畳の間が今の住宅からは少なくなり
(畳の部屋が一つもない住宅も多くなっている)
同時に、畳屋さんの仕事も減り
そして国産イ草農家の減少へと
繋がっているのですが、
畳の良さ、畳の部屋の良さ
そういうものを設計を通じて
これからもご提案していきたいな
と想います
さて次回は
台所や居間の竣工写真をUPしたいと思います。