やっと今年の話になったと思えば
また昨年のお話かいっ
と、、、
3歩進んで2歩下がるみたいなさいふうさいブログでございます
でも一応、今年のお話に繋がります
実は昨年2014年の10月12日に海野宿がテレビに出ました。
その時の番組のタイトルは↓
「絶景列島走れ!駅伝旅」 〜紅葉街道50km 2泊3日のブラブラ走り旅〜
(番組の概要はコチラ)
海野宿は伝統的建造物群保存地区ですし
今までもちょくちょくテレビには出ているので、テレビに出るという事で大騒ぎする事もないんですが
今回はちょっと事情が違いまして
どうも、、、うちの息子がどさくさに紛れてテレビに映ったかもしれない?!
というんで
我が家ではちょっとした騒ぎになりました。
ちょうど撮影していた時間帯と、小学校の下校時間と重なって
息子は運よく芸能人一行に会えたそうなんです
実際、放映でもこのとおり、下校途中の小学生達が映ってました!
で、
目を凝らしてテレビを観てたのですけど、
息子がそこに映っていたのかどうかは、残念ながらよく分かりませんでした
おっ!海野宿のお蕎麦屋さん(かじやさん)だ☆
息子の話によると、ボビーはテレビで見たまんま面白かったそうな。
ほい!我が家もちらっと映りました
で、我が家の隣の隣で昨年オープンしたばかりの海野宿滞在形施設うんのわに宿泊されたそうなのです。
美味しそう~
私も一度泊ってみたーい、と言ってみたところで
隣の隣じゃあ、、、意味もなく
テレビを観ては、ほほぅ~と眺めるだけです
ま、たまに、来客があったりした時にはランチに行きますけどね!
うんのわに宿泊したご一行はその翌日、海野宿から上田宿へ向けて出発されるのですが
この北国街道を上田に向かって行くって事は、
もしかして北国街道沿いにある山辺さん(山辺糀店)も出るかも~?
なーんて、主人と話をしながらTVを観ていたら、
本当に出た!!! 山辺さん! ↓
山辺さん~!
わぁ~!息子さんだ~!
そうそう、このお味噌!美味しかったの。
また山辺さんのお味噌汁、飲みたくなってきた!
山辺さんは糀屋さん。
なんで私達が山辺さんを知っているかと言いますと
山辺糀店さんとは、以前勤めていた設計事務所時代に、改修設計で携わった事があったのです。
私がまだ信州に来て2年目という若かりし時
山辺さん宅の改修工事で図面を描かせてもらって現場監理にも行かさせてもらった忘れられない現場。
(と言いましても、どの現場も忘れてはおりませんが! いや、ちょっと言い過ぎ? そろそろ記憶が薄れてきてるかしら・・・)
で、当時、山辺さんの現場の打ち合わせや監理に行くと、
必ずと言っていい程、女将さんの作ってくれたお味噌汁やおやき、甘酒等をご馳走になって
今となっては現場の記憶よりも、ご馳走になった美味しかったものを胃袋が記憶しているというワタクシでございます
(思い出すのも恥ずかしくなるような青かった自分は封印中)
いや~久しぶりに山辺さんを見て
もう何年も伺っていなかったし、ちょっと顔を出しに行きたくなりました。
(さて、ここからが今年の話になります。)
話が少し変わりますが
うちの主人は色々と町会の事や、海野地域のまちづくりの関係の事などをやってます。
で、来月、海野宿で開催するイベント海野宿ひな祭りで
甘酒を振舞うという話になったそうなのです。
そこで海野宿のご近所さんの家々で作られている甘酒の話になりまして、
山辺糀店さんの糀を使っているところが何軒かあるという事が分かり
折角なので、イベントの実行委員でもあるうちの主人と一緒に
ホント何年か振りに山辺さんのところに先日伺ってきたところなのです
(肝心な時にカメラを忘れてしまって、携帯で撮った写真です)
創業は江戸時代末だという山辺糀屋さん。
テレビに映っていた息子さんは6代目。
先日、伺った時は5代目の御主人さんがいらして
もう何年も顔を出していなかったので そーっと
「以前に設計でお世話になった、、、も、茂木です~・・・」
と声をかけましたら
奥から出てきた御主人さんは、
「お?おー なんだぁ~ 顔を忘れてしまうところだよ~(笑)」
なんて言って迎えて下さいました
久しぶりに伺ってみても
以前とは御主人さんも建物も変わらずで、嬉しかったです。
立ち話をいろいろして、
甘酒のレシピを頂いて、
やっぱりここへ来たらお味噌を買っていかなくっちゃ!
うふふ
すってある味噌を買ってきました☆
え?すってある味噌って何かって?
糀味噌ですから、お味噌に糀のつぶつぶが残っているものなのですが
それを一手間かけてすりつぶしたお味噌もあるんです。
一手間かけてある分、ほんの少しお高いのですが
私はすってあるお味噌の方が好きだったので
いつも山辺さんのところで買う時は、すったものにしています。
わーい!
山辺さんところのお味噌は量り売りなので
お店まで直接行かないと手に入りません!
(遠方には全国発送で対応されているそうです。)
国産の上質な材料を使っての昔ながらの手作りで、当然ながらの無添加・天然醸造のお味噌!
包装やラベルなんか無いけども、工場をみて山辺さんの話を聞けば分かります。
それが昔は当たり前で
それを今でもその製法を守り(←大変な労働で、設計当時もよくそのお話を聞き、うわ~すごいなぁと思ってました)
蒸米・煮豆は土間の釜戸で炊き、(改修計画の時、屋根の痛みと土間のレンガ貼りとか悩んだ記憶が・・・)
糀は木箱で1枚1枚手作業で育てていて(糀は1枚、2枚と注文するんだそうです。1枚=1㎏の糀)
実物を見せてもらうと、まさしく、米に(白いカビの)花が咲いたかのような「糀(こうじ)」でした。
「麹」ではなく「糀」なのは
麦ではなく米をつかうためなんですって。
さてさて、海野宿のひな祭りイベントで、山辺さんの麹を使って手作りした甘酒を振舞う、という事になりましたので
めっちゃ楽しみです~!
山辺さんからは甘酒や塩糀のレシピを頂いてきたし、
また海野宿には海野の人達の甘酒レシピがあって
私もいずれ自分で甘酒を作りたい~~~!
◆山辺糀店◆
長野県上田市国分1-3-79
0268-22-3388
山辺糀店について掲載されているサイト↓
東信ジャーナルBlog版 山辺糀(こうじ)店(上田市国分)