今日は5月下旬頃の出来事に戻っての投稿になります
そう、今の時期ですと、ちょうどジューンブライドで
軽井沢に行かれる方も多いと思います。
ジューンブライドより一足早い5月に挙式を迎えた遠い親戚の関係で、
先月、軽井沢へ行く機会がありまして
と言いましても、挙式に参列する訳ではなく、
軽井沢まで家族を送り届ける、という、ただそれだけでしたけど、
挙式と披露宴が終わるまでの待ち時間の間、
折角なので、ちょっと軽井沢で遊んできた次第です♪
まずは、人が少なさそうなところがいいかな、と思いまして
(人が多いと疲れる)
白糸の滝へ。
(2016.5.22)
この時分は、新緑が眩しい頃で、とても気持ちが良かった。
白糸の滝
白糸の滝をみた後は、白糸ハイランドウェイを更に先に行きまして
竜返しの滝をみてきました。
竜返しの滝までの散策路。
いい散歩になるくらいの距離を歩きました
こういう林道は息子にとっては格好の遊び場。
走ったり、
ジャンプしたり、
木の枝を拾って投げたり、
いろいろやるわけです(笑)
そんな事をしながら、やっと辿りついた竜返しの滝。
竜返しの滝
滝の水しぶきとマイナスイオン効果なのか、とても気持ち良かった~
生き返った感じです(笑)
たまにはこういういい空気を吸うのも大事ですネ
さて、いい空気を一杯吸ったところで、お次はやはり、何か建造物の見学をしたいワタクシ。
白糸ハイランドウェイから下ってくる道沿いに、重要文化財に指定されてる旧三笠ホテルがありました。
これは見たい!
なんですが、息子は滝で遊び疲れ、腹減った~と、ぐずり始めてすったもんだ(笑)
何食べたいの?と息子に聞けば、「お蕎麦!」
さすが信州人にすくすくと育っております(笑)
しかし、私は三笠ホテルを見学したいし、
息子は蕎麦が食べたいと言うし、
どうしようかと思ったら、
ちょうど三笠ホテル近くに茶屋?がありまして、
メニューには、三笠ホテルカレーと、信州蕎麦があるじゃないですかっ
おぉ、、、さすが信州だ。
ここはホテルカレーが売りだと思うんですけど、蕎麦もあるし!
やったー!これで息子も納得するでしょう。
で、そこでお昼を頂く事に。
こういうところでのお蕎麦にあまり期待してなかったのに、
美味しいお蕎麦がちゃんと出てきました!
さすが信州だわ。(そればっかり 笑)
で、私と旦那は三笠ホテルカレーを。
さて、お腹も満たされて、
三笠ホテルの見学に行こうと思ったら、
息子はどうも行く気がしないらしく、
仕方無く、私一人で見学して参りました。
旧三笠ホテル
素敵過ぎる~
意匠的に面白かったのは、天井。
ノタ付き(皮付き)の竿縁。
野趣あふれる感じでありながら、山小屋っぽくはなく
かと言って、数寄屋とも違い、洋館。
天井から目が離せませんでした。
このバランスは、なんていうのか
今のような建材ばかりで小奇麗に作られる空間では
ノタ付きの竿縁は難しいだろうなぁ。
この旧三笠ホテルは明治の建物(1905年 明治38年竣工)。
この時代の感性と手仕事あっての、このバランスなのかもしれない。
今、真似ても、多分、こういう雰囲気にはならないんだろうなぁ。。
フロント
階段室
これは、殿方、用をたすのが心地良いでしょうね。
2階客室
1階客室
素敵な照明器具♪
とても素敵なガラスセードです。
それからホテルの調度品もどれもこれも素晴らしく、
中でも初期の軽井沢彫りの家具がもの凄く素敵でした。
木彫りの家具は、重厚感と共に、これも原始的な野趣あふれる感じになりがちなのですが
このホテルにあったものは、なんて言えばいいんだろう、
凝り過ぎてなくて、それでいて彫りの手作り感がいい味わいになってる♡
そして造形もいい!
かなり気に入りました!
今回は私一人での見学でしたので
足早に見たのですが、あぁ、もっとじっくり見たかったなぁ。
木造純西洋式ホテルと言われてますが
いやいや、細かいところを見てますと
しっかり日本テイストが融合されていて
日本人の美意識と、西洋の様式とが、上手くバランスよく纏められてるそのセンスが素敵でした。
今の時代、
ベースとなる日本的なものを失ってしまって(環境としても)
しかし、その日本的なるものを逆に再現しようとして、余計にオカシイものになってはいないだろうか。
と感じてしまいます。
やっぱり明治期の建物はいいなぁ。
で、家に帰りましたら、
私が一人、見学している間に、こんなお土産を買っていたうちの旦那さんでした☆
明治28年、信州初のパン屋「山屋」が販売していた『峠のあんぱん』が復活。
それがこれだそうです♪