さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

軽井沢へ~滝めぐりと旧三笠ホテル~

2016年06月17日 | ◆古民家・伝統建築・その他見学

今日は5月下旬頃の出来事に戻っての投稿になります

そう、今の時期ですと、ちょうどジューンブライド

軽井沢に行かれる方も多いと思います。

  

ジューンブライドより一足早い5月に挙式を迎えた遠い親戚の関係で、

先月、軽井沢へ行く機会がありまして

と言いましても、挙式に参列する訳ではなく、

軽井沢まで家族を送り届ける、という、ただそれだけでしたけど、

挙式と披露宴が終わるまでの待ち時間の間、

折角なので、ちょっと軽井沢で遊んできた次第です♪

 

まずは、人が少なさそうなところがいいかな、と思いまして

(人が多いと疲れる)

白糸の滝へ。

(2016.5.22)

この時分は、新緑が眩しい頃で、とても気持ちが良かった。

 

白糸の滝

 

 

白糸の滝をみた後は、白糸ハイランドウェイを更に先に行きまして

竜返しの滝をみてきました。

 

竜返しの滝までの散策路。

いい散歩になるくらいの距離を歩きました

こういう林道は息子にとっては格好の遊び場。

走ったり

ジャンプしたり

木の枝を拾って投げたり、

いろいろやるわけです(笑)

 

そんな事をしながら、やっと辿りついた竜返しの滝。

竜返しの滝 

 

滝の水しぶきとマイナスイオン効果なのか、とても気持ち良かった~

生き返った感じです(笑)

たまにはこういういい空気を吸うのも大事ですネ

 

さて、いい空気を一杯吸ったところで、お次はやはり、何か建造物の見学をしたいワタクシ。

白糸ハイランドウェイから下ってくる道沿いに、重要文化財に指定されてる旧三笠ホテルがありました。

これは見たい!

なんですが、息子は滝で遊び疲れ、腹減った~と、ぐずり始めてすったもんだ(笑)

何食べたいの?と息子に聞けば、「お蕎麦!」

さすが信州人にすくすくと育っております(笑)

 

しかし、私は三笠ホテルを見学したいし、

息子は蕎麦が食べたいと言うし、

どうしようかと思ったら、

ちょうど三笠ホテル近くに茶屋?がありまして、

メニューには、三笠ホテルカレーと、信州蕎麦があるじゃないですかっ

 

おぉ、、、さすが信州だ。

ここはホテルカレーが売りだと思うんですけど、蕎麦もあるし!

やったー!これで息子も納得するでしょう。

で、そこでお昼を頂く事に。

 

こういうところでのお蕎麦にあまり期待してなかったのに、

美味しいお蕎麦がちゃんと出てきました!

さすが信州だわ。(そればっかり 笑)

 

で、私と旦那は三笠ホテルカレーを。

 

さて、お腹も満たされて、

三笠ホテルの見学に行こうと思ったら、

息子はどうも行く気がしないらしく、

仕方無く、私一人で見学して参りました。

  

旧三笠ホテル

 

素敵過ぎる~

 

意匠的に面白かったのは、天井。

ノタ付き(皮付き)の竿縁。

野趣あふれる感じでありながら、山小屋っぽくはなく

かと言って、数寄屋とも違い、洋館。

天井から目が離せませんでした。

このバランスは、なんていうのか

今のような建材ばかりで小奇麗に作られる空間では

ノタ付きの竿縁は難しいだろうなぁ。

この旧三笠ホテルは明治の建物(1905年 明治38年竣工)。

この時代の感性と手仕事あっての、このバランスなのかもしれない。

今、真似ても、多分、こういう雰囲気にはならないんだろうなぁ。。

 

フロント

 

階段室

 

 

これは、殿方、用をたすのが心地良いでしょうね。

 

2階客室

 

 

1階客室

 

 

素敵な照明器具♪

 

とても素敵なガラスセードです。

  

それからホテルの調度品もどれもこれも素晴らしく、

中でも初期の軽井沢彫りの家具がもの凄く素敵でした。

木彫りの家具は、重厚感と共に、これも原始的な野趣あふれる感じになりがちなのですが

このホテルにあったものは、なんて言えばいいんだろう、

凝り過ぎてなくて、それでいて彫りの手作り感がいい味わいになってる♡

そして造形もいい!

 

 

 かなり気に入りました!

 

今回は私一人での見学でしたので

足早に見たのですが、あぁ、もっとじっくり見たかったなぁ。

 

 

木造純西洋式ホテルと言われてますが

いやいや、細かいところを見てますと

しっかり日本テイストが融合されていて

日本人の美意識と、西洋の様式とが、上手くバランスよく纏められてるそのセンスが素敵でした。

 

今の時代、

ベースとなる日本的なものを失ってしまって(環境としても)

しかし、その日本的なるものを逆に再現しようとして、余計にオカシイものになってはいないだろうか。

と感じてしまいます。

やっぱり明治期の建物はいいなぁ。

 

 で、家に帰りましたら、

私が一人、見学している間に、こんなお土産を買っていたうちの旦那さんでした☆

明治28年、信州初のパン屋「山屋」が販売していた『峠のあんぱん』が復活

それがこれだそうです♪

 

 

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コメント (2)
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