ワタクシ、栖風采プランニング(建築士事務所)を開設して、かれこれ18年目になります
開設当初に携わった家が、そろそろ何かしらメンテナンスの必要となる時期を迎えております
① 例えば、我が家。
今、暮らしている昭和の家をリフォームしたのが【2004年】でしたから
今年でリフォーム後、15年目になります。
2~3年前程から、床暖房用の灯油ボイラーが壊れたり、お風呂やキッチンの蛇口が壊れり、取手が取れたり、注水システムが壊れたり。
そうだ昨年の暮れ頃には洗濯機も壊れました。(←これは家電だから家とは関係ないですけどね 笑)
我が家のメンテナンス 2016年総集編
② そして先日投稿した熱源機交換工事したS宅も
【2003年】に竣工した新築物件(二世帯住宅)で、今年で築16年目ですし。
③ 更に②のS宅の工事をやりに長野市へ行ってる最中に、
なんと【2010年】に竣工した長野市土蔵再生(再生後9年目)のM宅さんから電話があり
羽アリが出た!との連絡が
写真を見せてもらうと、それは白アリの羽蟻でした
ちょうど長野市でS宅の工事中だったので、すぐに状況を確認しに向かったうちの旦那さん。(ホント旦那さん大忙しなの)
S宅の工事に同行していた床暖房の業者さんが、実はホウ酸防蟻の出来る業者さんだったので一緒にM宅を見てもらいました。
取りあえず、羽蟻の発生した場所は未改修部分のところだったようですが、
9年前に土蔵再生改修した部分に白アリが入り込んでは困りますので、
ホウ酸防蟻の見積もりを出してもらうことに。
④ 更に更に先週には、
【2005年】竣工した新築物件(築14年目)のU宅さんからお電話が!
障子紙(ワーロン)が痛んできたので14年越しに貼り替えようと思ったら、障子窓が外れない、とのお電話。
その障子は吹き抜け部分の障子戸だったので、外れにくくしてあった記憶がよみがえる。
いや、外れにくくというより、コールドドラフトを感じにくくするためにしてあったのですが、多分、そのせいかと思い、当時の現場工事写真を確認する。
何とか外せたと連絡がその後あり、取りあえずホッとしました。
⑤ 更に更に更に数日前の事ですが、
20年前程にやった古民家再生&民宿(新築)のS宅さんからこんなメッセージが
ん?ん?ん?
またテレビに出たのかしら?!
ちょっとググってみましたら、この番組かも!
おーっ!
多分、この事だよね!
のうぎょうみんしゅく 一風 とある~
今までも何度かテレビに出ていて
さいふうさいブログでもこんな記事を書いた事がありました
今度は全国放送に出た!
それはともかくとして、
20年の結果の確認をしにおいて、とのメッセージに焦る
そしてこれからのアドバイスか・・・
家づくりに終わりはないなぁ
人生と同じですね~
それだけではありません。
⑥ 確か今年の2月頃には、ジャズ喫茶のSさん(土蔵再生22年目?)からも連絡があり
終活を考えるにあたり、所謂、終の住み家、栖(すみか)の、プランを考えたいとのお話も
新築であろうが民家再生であろうが、竣工後、十数年後のメンテナンス時期を通り越して、
20年近く経つと、そろそろ次のライフステージへ、という感じでしょうか。
正直ビビる私
どの物件も
その当時、それが一番いいと思ってやってきた設計ではありますが
ある程度の年数が経ち、
こうやって何かしら連絡が来るようになると、
自分の設計した家の責任?というか、それで良かったのか、を問われる時がいよいよ来た!という感じです
そもそも、設計者って、設計しっぱなしで、その後、その家がどういうメンテナンスを必要としているか、知らないで過ごしている人も多いはず。
メンテ関係は施工した業者さんとか器具類ならメーカーさんとかメンテナンスをするので、設計者まで直接電話が来る事はあまりない。
でもうちは、設計と施工と、それぞれ別屋号で私と旦那とでやってるので
メンテナンス関係については、旦那さんのところに連絡がきますから、
私は実はその横で内心ドキドキしています